WWS ~vol.25 割り勘?おごり?

最近、東京で働き始めた20代のアメリカ人D君に、
「この前、飲み会で1円も払わなかったんだけど、いいのかな」と相談された。
 

「偉い人が払う時は、とりあえずバッグを開ける、財布を出すそぶりをする。
いいよって言われたら、申し訳なさそうに『すいませーん、ごちそうさまです』
と言っとけばOK!」と教えてあげた。

「アメリカでは、デートではおごるけど、飲み会で誰かが
全部払うことなんてないから」と不思議そうなDくん。
「おごってもらってラッキーと思っても、
とりあえず、『いやあ、すんません』って顔するんだよ」と言ったら、
「日本人っぽいね」と笑っていた。

飲み会文化の日本で、40代、50代の男性は、
「おれがおごらなきゃ」って意識がすごく強い。
上司が部下の面倒を見るっていう、古き良きスタイルなのかも。
どんなにつるっぱげたオッサンでも、「お前らはいいよ」なんて言う姿を見ると、
なんだか光って見える。(あ、頭じゃなくて)

 
一方で、20代や30代前半の男性と飲みに行くと、
普通に割り勘になることが多い。
デートでも、10円単位とはいかなくても、
「さっき500円多く出したから、ここは出して」ぐらいの細かさはしょっちゅうある。
年が近ければ近いほど、割り勘率は高い。
 

ケチだな、と思う人もいるかもしれない。
でも、多くの若い女性にとって、それが当たり前のことになってる。
私も20代後半だから、普通だと思ってた。不景気だもの。
若い男性におごらすなんて、悪い。
母親に「え、デートでも割り勘なの?なにそれ」と言われて、
初めて気がついたぐらいだ。

今は女性の収入が極端に少ないってわけじゃないし、
むしろ相手の男性が年下だったらおごってあげなくちゃいけない。
女性も自立してきてるってことで、結構なことじゃないですか。
そう前向きに考えたいところだけど・・。

 
アメリカ人だって、バーで女性をナンパするときは
” Can I buy you a drink?”(1杯おごりましょうか)から始めるわけで、
おごってもらうのは「わかりやすい男らしさ」だったりするんだよね。
ケチかどうかを見極める材料にもなる。
 

それ以外に男らしさを見せてくれる場面があるなら、
お金のことなんてどうでもいい。
でも、それ以外の場面っていうのが、ない!

 
若い女性の多くが割り勘に納得している時点で、
ハードルはかなり下がってる。
たまに3000円多く払って株が上がるなら、安いもんじゃないか。
 
 
 

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