WWS ~vol.31 アムステルダムの赤い灯  

オランダに行ってきた。童話の世界みたいな、レンガの家が並んでいた。
もちろん、目的はチューリップでも風車でもなく、飾り窓を見ること。
Red light districtと呼ばれるように、飾り窓の店は赤いライトが目印。
アムステルダムに住む友人と一緒に、灯りを目指した。

日本にも、合法ではないが似たような場所がある。大阪の飛田新地。
料亭の軒先に、ピンク色のライトや花で飾られた女の子と「やり手ばばあ」と
呼ばれる呼び込みの女性がいて、男性は女の子を物色しながら、中に入っていく。
女も見に行けるけど、じろじろ見ながら歩いていると、ばばあに怒鳴られたり、
女の子に笑顔で「見んなや、ブス」なんて罵られたりする。
女が興味本位で行くような場所ではないのだ。
そんな体験もあって、飾り窓に行くのは少し緊張した。

「女の子のことって、見ていいのかな」
「いいんじゃない?」
「怒鳴られない?」
「何それ」

緊張しながら着くと、細い路地に、店が並んでいた。
女の子たちは、8割が外国から出稼ぎに来ているらしい。
ロシア系のブロンド、アフリカ系のグラマー美人..。
ベッドが置かれた狭い部屋の窓際に立って、腰を振ったり、
やる気のないダンスをしてみたり、手招きしたりしている。
客が入ると、別室に行くわけでもなく、カーテンを閉めるだけ。
カーテンが閉まっていれば、その部屋は、今まさに営業中。
あまりに無防備で、客は恥ずかしくないのかなと余計な心配をした。
彼女たちは、女の私にも、笑いかけてくれる。カップルで歩いていると、
「3Pしない?」なんて言われるらしい。「ブス!」と罵られる大阪とはえらい違い。
とにかく健康的だった。週末には、ガイドツアーもあるらしい。
ツアーの最後には、同じように飾り窓に立って、
そとから写真を撮ってもらえる特典付き。
「窓に立つことで、彼女たちがどんな気持ちで働いているかわかる。
彼女たちをリスペクトしてほしい」という趣旨らしい。なんてったって、
飾り窓で働く女性は、労働組合まであるのだ。
 

飾り窓以外にも、大人のおもちゃの店、セックスミュージアム、
セックスショーの店も並んでいた。セックスミュージアムは、
いわゆる秘宝館。エッチな白雪姫のイラストが壁に描かれていたり、
SMグッズが並んでいたり。
女性観光客も多く、「女は買えないけど、ショーを見るだけなら」ということで、
セックスショーは女性に人気らしい。
日本のじっとりとしたエロに慣れている私には、
健康的すぎて物足りないとも思ったのも正直なところ。
でも、古き良き町並みを守るオランダでぶっ飛んだエリアがあるなんて、
やっぱり他の国にはない魅力がある。

オランダで売春が合法になったのは、2000年。
禁止して非合法の店が増えるより、管理ができるので
性病の問題も減ったらしい。
マリファナが合法化されたのも同じような理由だ。
飾り窓と、マリファナは、オランダ観光の目玉になった。
でも、「大きくなりすぎた」ということで、議会で問題になり、
これからは飾り窓もコーヒーショップも半分に減らしていくらしい。
すべての市民が賛成というわけではないようだ。

今でさえ、数年前の盛り上がりに比べたら「退屈になった」と友だちは言う。
チューリップや風車に興味がないなら、アムステルダムは小さい街なので、
2日もいれば十分。イギリスやフランスに観光に行く機会があれば、
飾り窓が激減する前に行ってみては?

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