WWS ~vol.34 ロマンティックじゃないバレンタイン
バレンタインの14日、Googleのトップページを見ましたか?
男の子が女の子に、花やチョコレート、ぬいぐるみと
あれこれプレゼントしてみるも、女の子はまったく興味を示さず、
ずっとなわとびで遊んでいる。
がっかりした男の子が、諦めて隣でなわとびを始めると、
女の子は自分のなわとびを放り投げて男の子を抱きしめる、という内容。
Youtubeでも見られるので、見逃した人はぜひ。
最後には、ゲイやレズビアンのカップルも登場する。
「物より思い出だよね~」とか、「同性愛カップルにも配慮しているところが、
アメリカっぽいな」とか、いろいろ感心するポイントはあったけど、
何より思ったのは、
「そう、バレンタインってもっとロマンティックなものだったんだよな」。
今年のバレンタインは、とにかくロマンティックさに欠けた。
義理チョコを超える「世話チョコ」「友チョコ」が広まって、
もはや「好きな人」にあげた人がいるのか?というくらい。
バレンタインでもなければ、告白なんてできない!っていう、
女子の初々しい感じが好きだったのに、
せっかく手作りしても、みんなに配っちゃ意味ないじゃない?
日本の女性が元気になって、恋愛やセックスに対してもオープンになってきた。
元気になりすぎて、「もう、女子は女子だけで楽しんじゃおうよ」って感じになってる。
そりゃそっちのほうが楽しいし、人間は恋愛ばかりじゃないって思う。
でも、恋愛で傷ついて、逃げ場がない時こそ、強くなれるもの。
「彼がいないなら、友だちにチョコをあげればいい」「デートの予定がないなら、
女子で集まればいい」と
逃げ場ばかり増えていくと、傷ついて成長することもなくなってしまう。
だったら男性が告白する日にすればいいじゃない!とも思うけど、
まあ、それはクリスマスがその役割を果たしているので、
バレンタインぐらいは、女性はロマンティックを放棄しないでほしい。