つい先日、30代後半の女友だちに相談をもちかけられた。 彼女には8年越しでつきあっている同世代の恋人がいる。 お互いに仕事が忙しいので、なかなか結婚に踏み切れないが、 ふたりとも現状に満足しているという。 「彼は海外出張も多い。あんまり結婚する気もないみたい。私も特に結婚したいわけじゃないから、ここまで来ちゃったの。セックスの相性もいいし、連絡をとりあってわりと頻繁に会ってるし,不満はなかったのよ」 ところが先日、彼が突然、言い出した。 「オレたち、エッチの相性もいいよね。もっと気持ちよくなりたいと思わない?」 彼女はだんだん深くなるオーガズムを堪能しているが、 もっと気持ちよくなるという言葉に反応した。 「自分の快感がどこまで深まるかには興味がある。そう答えたら、彼が『3人でしてみない?オレの知り合いを呼ぶからさ』って。最初は何がなんだかわからなかった。『あなたは自分の目の前で、私が他の男としても平気なの?』と言ったら、『平気じゃないよ。ものすごく嫉妬すると思う』と。だけど私のことが好きだから、そういうことをしてみたいって。彼は変態?それとも私に飽きたということ?」 世の中には、彼女や妻を他の男に抱かせたいと願う男が 多くはないが確実にいる。決してレアケースではない。 男の心の奥底には「寝取られ願望」があるのかもしれない。 だが、一般的にはそういう願望に気づいていなかったり、 気づいていても怖くてできなかったりするのだ。 彼がそう言いだしたのは、 決して彼女に飽きたわけでも変態だからでもない。 彼女との関係は盤石だとわかっているから提案したのだろう。 彼自身が自分の密かな願望に気づいてしまったから……。 だからといって安易にその提案に乗るのは危険かもしれない。 それをきっかけにふたりの今まで築いた関係が 不安定になる危険性もある。 彼がなぜそういうことを言い出したのか、 それによってふたりの関係をどうしたいのか、 きちんと話し合ったほうがいい。 「先入観なしに正面から話し合って。それができるだけの関係があるのだから」 私の言葉に、彼女は深く頷いた。 ラブリーポップ メールマガジンに登録しちゃおう コチラから!