女性たちと性について話していると、20代だろうが40代だろうが、
必ず出てくるのが「イッたことがない」という話題。
つい先日も、40歳になる既婚女性が
「頭が真っ白になるような体験をしたことがない」と真顔で言う。
同席していた30代の独身女性も、
「私もすごく気持ちいいというのはわかるんだけど、
イクというのがどういうことかわからない」と言いだした。
オーガズムを得ると、肉体的な変化はある。
たとえば性器の充血や、性器周辺の筋肉の収縮、発汗などなど。
だが、「極度の快感」を得ている本人に、
その体の変化はなかなか気づきにくい。
「オーガズムを得られるかどうか」と考えながらのセックスでは、きっと得られない。
一方で、ある20代の女性は「彼とのセックスが苦痛だ」と言う。
「好きだから、いろいろなことを考えてしまう」のだそう。
自分はちゃんと感じていることを伝えられているだろうか、
感じたときの表情がきれいだと思ってもらえるだろうか、
声は大きすぎないか,等々。そんなことを考えていたら、
セックスなんて楽しくなくなるに決まっている。
オーガズムを得るには、おそらくセックスに夢中になることではないかと思う。
自意識を飛ばして、相手にどう見られているかなんて気にしないで。
好きな人と好きなだけつながっていることを楽しむ。
その延長線上にオーガズムが待っているのではないだろうか。
「カレシだと緊張しちゃうけど、男友だちとエッチしたら、すごく感じちゃって」
そんなふうに言っている20代前半の女性もいた。
そのとききっと、彼女は自分の快感に集中していたのだろう。
だから感じることができた。だけど、セフレとは感じて
カレシとは感じないなんて、もったいない気がしてならない。
セックスは遊びでもできるし、本気で好きではなくても肉体的な快感も得られる。
だけど、心の底から惚れた人と一所懸命したときは、
特別の快感が生まれるものでもある。
うれしくてありがたいような気持ちになって、涙が出てしまうほど。
たかがセックス、されどセックス、なのだ。
ラブリーポップ
メールマガジンに登録しちゃおう コチラから!
|