Midnight Talk ~vol.08 都合の悪い女

 

私のお遊び仲間の20代後半から30代の男性の多くは、独身生活をとても楽しく謳歌している。
彼らは、女性に不自由することなく、好きな時に好きな相手と好きなだけデートを重ねる。会話もセックスも上手く、シチュエーションに合わせてどのようにでも演出できるし、オトナの遊び場にあっても女性の求めに応じて好きなようにエスコートできる経験を積んでいる。SMも一通りはこなし、女性のタイプ別に遊び方を変えるくらい自然にできる輩で、大方、女性に満足してもらっているようだ。

女性との距離感も達観したもので、けして刃傷沙汰(!)になるようなことはないし、出逢いの仕方から別れまでスマートにやってのける。
仕事も趣味も充実していて、ボーナス有りの年俸制でソツなく働き、東京近郊マンション暮らし、週末は、クラブで飲みもするが、夜が明ければドライブ、冬はスキー・スノボー、夏はサーフ、春秋には温泉など旅行にも繰り出す。

そういう彼らにおつき合いする女性も、なかなかステキな方ばかりで、やっぱりスマートに遊ぶのがお上手で、いろんなことに興味を持ち博学で身のこなしも優雅。経験豊富で性的に開放的であってもけして下品ではない。お遊びの相手に申し分はない。

そんな彼らに「彼女はいるか?」と尋ねると「いないんですよ」と笑って言い「前に別れてから、それっきりです」と続く。
「もう長い期間、いないの?」の答えは、平均で2-3年くらいだった。「モテそーなのに、どーして?」と私の質問に全員が口裏合わせたかのような第一声は「モテないですよー」。よくよく訊くと「(特定の恋人は)面倒くさくて、、」と言うのがホンネで「今で、充分楽しいですから、、」と苦笑いする。

私は、そんなライフスタイルに肯定的で、ぜひ楽しむべきだと思っているのだが、それでも「レンアイ」をすべきだと思っている。
20代30代は、物理的魅力(?)やフットワークの軽さで、多くの女性を魅了することも可能だが、それはけして長く続かない。自分が成長していかないかぎり、魅力も陳腐化していくのだ。もう成人して随分時間の経ってしまった人が、成長するきっかけとしてあるのは、身近な人やペットが死んだとき、失業、離婚、事故などの失敗などがあるが、これに並んで「レンアイ」があると思う。他のきっかけと違うのは
、「本能に根拠づけられた他者への思いやり」である点だ。(他に母性愛があるが、母と子の境界が曖昧なので「他者の思いやり」と言いにくい)

確かに「レンアイ」は面倒だ。修羅場もあるし、相手の嫉妬に付き合わなくてはならないこともある。プライバシーを侵害されることはざらにあるし、「コイビト」と言う特権を行使し人の心に触れようとする、とても横暴でワガママな存在だが、内面の成長は、人と人が触れ合う中で、お互いに傷ついたり、慰め合ったり、喧嘩したり、そういうとっても面倒なことを通して培われるもので、それがそのまま自分の魅力になっていく。つまり、20代30代にどんな「レンアイ」をして来たかによって、その後もモテルかどうかが決まる、と言える。

こういう「面倒な部分」について、経験を通してよく理解をしていない男性は、最終的にはモテなくなるし、肝心な時に失敗する可能性が高い、、。

つまり、自分を成長させてくれる女性は、聞き分けの悪い「都合の悪い女」が最も適しているかも知れない。(笑)

 

 

 

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