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働くって何?男女雇用均等法がはじまって間もない私達。 幸せであり続ける働き方を考えましょ。女性のための働きかた 講座。

第4回  ネガティブなアドバイスには沢山のヒントが隠されている。



欧米でいざ仕事を始めても、私には特技が何もなかった。

日本にいた頃の私は、自分の才能分野が何かも知らないし、
自分の人生の方向性について、真剣に考えた事すらなかった。

男女雇用機会均等法以降でも、女性は結婚して家庭に入るのが一般的で、
女性が働くのは、結婚するまでの一時的なものだという社会風潮があった。
なおかつ均等法以降でさえも、女性には可能性の幅が狭かったのも事実だ。

私でさえ、当たり前のように日本の社会のシステムに添うのが
幸せだと思い込んでいた。
社会のシステムにあわせるのは、私にとって苦痛だったのに、
それさえも気づけないほど、日本社会は働く女性の可能性の幅が狭かったのだ。


仕事が面白くなると、一歩踏み込む必要があるので、
やはり知識の無さが壁になる。
経理を任されていたのだが、私の知識といえば学生の時に
少し 勉強した事がある初級の簿記だけ。
仕事の幅を広げるには限界を感じ、
やっぱり勉強しないとダメだわ、と思ったものの、 その時すでに35歳。
今からどうやって進めればいいか判らないし、
35歳という年齢に負けていた。

35歳すぎたら再就職なんて無いっていうし。。。っていうか
高齢出産へのタイムリミットって35歳だっけ?
とにかく、今から勉強したって遅い、歳でチャレンジできない !
日本社会で植え付けられた年齢の壁を、超えられずに居た。

年齢という壁を自分で創り、
葛藤を乗り越えられなかった時期に
友人の結婚式に出席した。

たまたま隣に座ったイギリス人男性が、
33歳で弁護士になるために学生に戻った話をしてくれ た。
頭をハンマーで殴られたかのような衝撃。なんとも人生は面白い。
33歳でキャリアチェンジ??しかもゼロから勉強?
ヘッドハンティングで年収3000万の男性が、
仕事をやめて、学生からスタート??!!!!


良くあるサクセスストーリーだけど、もともと高学歴だったり 、
家が裕福だったりどこか現実味の無い話ばかり。
嘘のような、人生を歩んでいる人が現れてビックリ。
それも、結婚式で私の隣に座っている。
その縁にも驚かされる。
彼は昔はジャンキーだったそうだ。

その彼に、私の悩みを相談してみた。
「ファイナンスを勉強してみようかと思ってるんだけど、
今か らじゃ無理かしら?」 「出来るよ。やりなよ」即答だった。
「女でも出来るかな?」という私の質問に、
彼は「女だと何が難しいの?数字に弱いってこと?」
イギリス人の彼には、35歳の女性がキャリアアップして、
社会で働く事が難しいという観念が全く無かったのだ!!!

一気に背中を押された気がして、目の前にあったモヤモヤした
黒いものを突っ切った感じ。
仕事にも意欲が湧いて来て、どんどん前進していく自分。
同じ分だけ、旦那との距離が空いてしまった。


あの時、私が感じた気持ちを旦那と話し合う事が出来たら、
一緒に前に進む事が出来たかもしれない。
私は子供も欲しい、仕事もしたい、でも家事を一手に引き受け るのは辛いという
自分の本心をさらけ出して、彼に相談すれば良かった。
自立という急な階段を駆け上がるために、気持ちに蓋をして
勝手に前進した。彼に話すことで、反対される怖さ、など、
旦那と向き合うべき事から全て逃げたのだ。


仕事か?結婚か?
幸せというのはどちらか一つしか選べないという思い込み。
そんな時期、日本人女性の上司に言われた。
「女なんて社会に出ても大した仕事は出来ないんだから、
早く 子供を産んで、家に入りなさい」
その言葉は感情を凄く刺激した。


彼女への反発、日本社会への反発の力でどんどん前進した。 
なぜ、取締役までなった女性がそんな事を言うのか。
彼女の言葉の理由を考える事すらしなかった。

とにかく、腹が立って仕方が無い、
だから日本はいつまでも男尊女卑なんだ!と怒りの感情が爆発してたっけ。


今思えば、彼女が言う事は一理ある。
彼女は私より一世代上。子供を産んで居ない。
だからこそ、彼女は自分の経験から、私にアドバイスをくれていたのだと思う。
働く女性だという事で、どんな嫌な思いをしたのか?
男女雇用機会均等法が施行された今、子供を持って
やりがいのある仕事をするにはどうすればいいのだろう?
とい うところを、相談してみれば良かったのだが(今でも聞いてみたい)
未熟ゆえに、彼女に対して完全に敵対心を持ってしまっていた 。


自立するぞ!という意気込みで、 人生を駆け上がる時って
自分にとって不都合な事、面倒くさい事をシャットアウトしてしまう傾向が強い。
怒りの感情を使って、一気に自立に駆け上る。

臭いものに蓋をしても、 臭いものが腐り切った時には
蓋を開けなくてはならない、 開けるなら早い方がいい。
今ならよく理解できる。
なぜ彼女のアドバイスにネガティブな感情を感じたのか
向き合うことが重要だったのだ。
健全に前進するためには、重要な通過点だったんだと思う。
でも私は、目隠しされた馬のように、ひたすら突っ走った。

必要なときに、必要なアドバイスを誰かが自分にをくれる、
それもネガティブなアドバイス。
そこには沢山のヒントが隠されているんだと思う。
褒め言葉よりも、多くものが隠されているんだと思う。

他者のアドバイスに、 自分の感情がネガティブになったら、
何に反応しているのか向 き合ってみると
そこには沢山の気付きが隠されている。
今、向き合うべきことを丁寧に乗り越えることで、
自分を知り 、 方向性を見いだすのには早道だ。

やみくもに走っても、どこに向かっているのかを
知らなければ意味がない。
怒りの感情を前進するエネルギーに使えば、
勢いがでるのも事実。

その同じエネルギーで感情とうまく付き合うと、
驚く程簡単に自分に変化が起きる。
自分自身と向き合うと、周りの人に与える事にも
繋が る経験をしたから、よくわかる。
そしてその力は、周りを引っ張る原動力にもなり、
他者へ手を 差し伸べる力にもなり得る。
生きるってそういうことなのかもしれないと、 今感じている。


1)自立をするときはなぜか怒りのエネルギーで勢いをつけて 、
走りはじめる女性が多い。
何に反応しているのかをしっかり向 き合うことが重要。

女性が経済的に自立をする時は感情が不安定になる人が多い。
そうして、旦那や家族をも巻き込んでしまう、または距離をあ ける。
感情的になっている時こそ、自分の感情に向き合って、
何に反応しているのか理解し、その感情をしっかり周りに伝え ていこう。


2)ネガティブなアドバイスにも、耳を傾けよ。

自立をしはじめると、沢山のアドバイスを貰う。
今までとは違う生き方を選択するわけだから、色んなことを言 われるのは、
当たり前だ。しかし、選択するのは自分なわけだから、
違う価 値観を持つ人の意見を切り離したり、
耳をかさずに、突っ走ると、 コミニケーション能力を失い、
1人よがりになってしまう。


仕事も友人も家庭も同じなんだ。
重要なのは、 どんな時もコミニケーションすること。


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・プロフィール
サーフベティ
世界の十指に入るグローバル企業で ファイナンシャルを担当する1000万プレイヤー。 アラフォー女子だが心は永遠の10代。 男はイケメンであることは重要だが、 ユーモアは必須であるととく。
バックナンバー
vol.1働くのが苦痛で嫌いだった
vol.2途中で彼に逃げた
vol.3予想外!結婚生活は仕事よりもハードだった
vol.4ネガティブなアドバイスにはヒントがある
vol.5帰国・就職活動〜コミットメント
vol.6本来もっている女性力を与える



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