わからないことは聞けばいい、と私は常々思っている。
一般的な恋愛論は男女関係では通用しない。
あくまでも、この関係は「あなたと私」の関係であり、相手が変われば
会話の内容もセックスのやり方も変わるかもしれないのだから。
「相性のよしあしって、結局、ふたりで気持ちよくなることができるかどうかということでしょ。だったら私はそれとなく相手に伝えることが大事だと思う」
そう言うのは30代半ばのA子。好きな相手なら、
セックスが合わないからとすぐに別れるのももったいない。
まずは「合わない」と感じるのはなぜかを分析するのだそう。
「たとえば彼の愛撫の力が強すぎるなら、その場で『もうちょっと優しくして』と言ってみる。前戯が足りないなら、『もっと~』と甘えてみる。そういうことが通用する相手なら、相性が悪いと考えるのはやめて、お互いに努力していけると思う」
なあるほど。若かりしころ、私も相性が悪いと
一度で会わなくなった男がいたが、
ひょっとしたらもったいないことをしてしまったのかもしれない。
「よくセックスについて話し合うなんて言うけど、正面切って話し合うのはむずかしいですよね。だから私はしている最中に言うのがいちばんいいと思う。そうしているうちに、ふだんでもさりげなく性の話ができるようになるかもしれない」
A子はそう言う。互いに違う性をもっているのだから、
相手を「わかった」気にならず、セックスしながら
少しずつ互いの好みを知っていくことが大事なのかもしれない。
女性は、その日によって「したいセックス」が変わることもある。
じっくりねっとり愛撫されて、愛されている実感を得たいときもあれば、
野獣になりたいときもある。少なくとも、私はそうだ。
そんなときは言葉にするのも野暮なので、
自分から雰囲気を作ればいいのかもしれない。
じっくりしたいときは自分からじっくり愛撫してみる、
激しいセックスを求めているときは自分から抱きつき、
相手の服を脱がせて激しく迫ってみる……。
その雰囲気を感じて反応してくれるような男なら、
多少の相性問題には目をつぶることができるだろう。
ラブリーポップ
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