私の世代だと、「登り棒派か机の角派か」がよく話題になる。 最初に感じたのはいつか、ということだ。 ちなみに私は登り棒派。 忘れもしない、小学校2年生のとき。 1学期、私は登り棒を上りきることができなかった。 悔しくて、夏休みに学校に通って練習することに。 そして3日目くらいだっただろうか、「うふん」と感じてしまったのだ。 登り棒に足を絡めた瞬間に。それで勢いがついたのか 、あっという間に上れるようにはなったのだが、 あの快感が忘れられず、夏休みの間中、登り棒にしがみついていた。 秋になって、担任の先生が「あなたは本当に努力家ね」 と褒めてくれたのが、どこか後ろめたかった。 私の友人A子は「机の角派」だ。 やはり小学校低学年のとき、掃除の時間に なぜか机の角に股をぶつけてしまい、「あららら」と思ったそうだ。 しかし、もっと本当のことを言うと、 私は幼稚園のころから自分の性器をいじっていた。 眠れない夜、布団の中で自分の体を触っていたら、 ふいに穴が開いている場所を見つけてしまったのだ。 それ以来、その穴が不思議で不思議でたまらず、 小指をそっと入れてみようとしたと記憶している。 登り棒でうっふんのあと、定期購読していた 雑誌の付録に聴診器がついてきたことがある。 それを私はずっと気になっていた穴に入れ、 中の音を聞いてみた。たいした音はせず、なあんだと思ったものだ。 さらに2~3年後のこと、どうしてもまだあの穴が気になっていたので、 ある日、意を決して、父親の日曜大工の道具箱からペンチを取り出した。 そしてあの穴を思い切り広げて、鏡で見てみた。 ヒダヒダの奥にピンク色の肉が見え、ぎょええと思ったけれど、 そこにペンなど入れて見ると、なんとなくもやもやっとした気持ちになる。 人は入れると出してみたくなる。 出し入れを繰り返すと、「もやもや」が「ああ~ん」になった。 そこから私のマスターベーションの旅が始まったと言っても過言ではない。 ラブリーポップ メールマガジンに登録しちゃおう コチラから!