男女ふたりの関係において (もちろん、男同士でも女同士でもかまわない。
お互いに好きで、相手を欲しているという意味)
セックスは重要だと私は思っている。
デートではもっとすることがあるとか、
セックス以外にも楽しいことがあるという話もよく聞くけれど、
それでもやはりセックス重視という姿勢は、20代のころから変わらない。
同世代の友人だちは、比較的、そういう考え方が多い。
「もちろん、オーガズムを得て、 ぶっ飛ぶような快感があるのもいいんだけど」
そう言ったのはA子。うんうんと私とB子は前のめりになる。
「ふたりでいて、いちばん楽しいのって、いちゃいちゃできることじゃない?」
「私もそう思う~」
B子と私はハモった。確かにそうなのだ。
ぶっ飛ぶようなオーガズムというのは、実はバイブでも得ることができる。
むしろ、得られないのは人肌の感覚。
いちゃいちゃとお互いを抱きしめあい、貪りあいながら、
そのうち眠ってしまうのもいいし、いつの間にかまた情欲の虜になるのもいい。
「お互いに仕事で疲れていたりしながらも、なんだかいちゃいちゃしながら、
だらだらと過ごしているときが、私の至福のときなの」
A子はバツイチの43歳。最近、5歳年下の彼ができて 、
「いちゃいちゃ」の心地よさに気づいたという。
「なんせ前の結婚では、10年くらいセックスレスだったから。
人肌の気持ちよさって、格別なのよ」
激しいセックスだけがセックスではない。
肌が密着して、ぬくもりを感じたとき、体中から突っ張っていた力が
抜けるような感覚に陥ることがある。
「わかるぅ。好きな彼の肌のにおいをくんくんかぎながら抱きしめられてると、
なんだかほっとするのよねえ」
とセックス好きのB子。
彼女は、若いころからイッてナンボだと思っていたらしい。
「いや、今も常にイキたいと思っているのよ。だけど頭の先から脚の先まで、
互いに密着しながらいちゃつくのも悪くない、なんて思い始めてるの」
彼女の言い分に、私も深く共感した。
ラブリーポップ
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