Vol.12 いつまでも美しくあるために〜AVを通して“女”を楽しむ |
一年間続いたDVDレビューも今回が最終回になりました。
毎月素敵なDVDを見て、自分のエロスを再確認できて 、
とても楽しいお仕事をさせて頂き、かおるさんやスタッフさんには
感謝でいっぱいです。
そして、読んで下さったみなさま、本当にありがとうございます。 AVこそ量ではなく質を優先したいもの。
私は今までたくさんのAVを見てきましたが、
このコラムで紹介させて頂いた作品はとてもレベルが高かったと思います。
見る人によって好みはあるでしょうが、
どれも再見に値するものと太鼓判を押しちゃいます。
今回は、現在人気のあるAV女優さんや男優さんについて書く つもりでした。
でも、男性に人気があるAV女優さんが女性受けするとも限らないし、
AV男優さんについては当分、鈴木一徹さん一押しでいいんじゃないかと……。
「じゃあ、何について書こう?」と悩んでいたとき、
偶然タイツフェチの方とお話しさせて頂く機会がありました。
タイツにはあまり興味がなかったので話半分に聞いていたのですが、
途中から話に引き込まれる自分を止められませんでした。
お話がとてもおもしろかったのです!
マニアにとっては、タイツの色や透け感だけでな
くデニール数も重要なチェック事項なのだそうです。
つま先が補強トゥかヌードトゥかは大問題。
写真を撮るときは、ランガード(パンティ部分とレッグ部分の境目)の
はみ出し具合に美学を感じるのだとか…。
また、数年前にアツギが発売した
東北限定のスクールタイツのパッケージについて、
熱心に語っていらっしゃいました。
ちなみに、やはりタイツマニア向けのAVや写真集は存在し、
一部の熱い支持を得ているらしいです。
気付いたら3時間が過ぎていました。
好きなものについてイキイキと語る姿に元気を貰いました。
そういえば、第1回目のコラムで私は
「女性がAVを楽しむための鑑賞の壷を探したい」と書いていました。
これこそ締めにふさわしいテーマだと思います。
というわけで(?!)、自分についても少し語りたいと思います。
こちらのレビューでは紹介する機会がなかったのですが、
現在私が注目しているAV女優さんは秋元美由ちゃんです。
彼女の特徴をあげると…。
・可愛いけど、ちょっと地味目でマニア受けしそうな感じ
・胸が小さくて、スレンダーな体型です(でもお尻は大きい)
・線が細くて薄幸な雰囲気、押しに弱くてM性が強そう
この子に惹かれた理由は、大好きな漫画家の山本直樹(森山塔)さんの
描く女の子を彷彿とさせるものがあったからです。
私は妄想族なので、自分の好きなセックスのシチュエーションや
好みの女の子がはっきりしています。精神的なSMが好きで、
性的に苛められる女の子を見るとドキドキして感情移入してしまいます。
あなたは自分のエロスと向かい合っていますか?
女性が自分の性癖を人に話す機会もないでしょうし 、
女友達であっても話題に上りにくいのはよくわかります。
下ネタ全開の女性は同性でも引いてしまいますよね。
でも、性は生きる上でとても大事。
ラブリーポップさんのウェブマガジンを読んでいる女性なら
言わずもがなですが、セックスが充実していると心が晴れやかになり
美人度が上がります。
自分の性癖を知るのは、自分と向かい合うこと。
確かに今、AV業界は飽和状態を迎えていて、
発売される作品数は多いけれど内容は人気作の焼き直しばかりです。
それでも探しているものがはっきりしていれば 、
自分にとって理想の作品と必ず出会えます。
AVを楽しむために大切なのは
【自分がどんなセックスを求めているか自覚すること】
と締めくくり筆を置かせて頂きます。
一年間、本当にありがとうございました。
さら
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