WWS ~vol.06 好きな男はゲイだった

アメリカ生活で学んだことがある。
完璧な男を見たら、まずゲイだと思うこと。
おしゃれだし、優しいし、話が面白い。好意を持ったら真っ先に確認。
彼、ゲイじゃないよね?

アメリカで03年から放映されて大ヒットとなった”Queer eye for the straight guy”という番組がある。外見に無頓着で、部屋も散らかり放題のダメ男をゲイ5人組が改造する。5人の中で、唯一「いかにも」なのは、リーダー的存在でファッション担当のカーソン。 派手なシャツにお姉言葉、いい男を見れば抱きついて「持ち帰りたい」とはしゃぐ。 他の4人は、教えてもらわなければゲイだとわからない。
(5人の写真は、英語版wikipediaに載っているからタイトルを検索してみて!)

特に、ヘア&スキンケア担当のカイアンがイケメンすぎて泣けてくる。
細めで少し垂れた目と、きれいな鼻。
アメリカでは07年に終了してしまったけど、私は今もスカパー!で見ている。
TVの前で「カイアーーン、どうしてあなたは女に興味がないのーー」と叫びながら。
カルチャー担当で舞台俳優のジェイも、小動物系が好きな人にはたまらないルックス。 ゲイのイケメン率は高い。

私も、「この人、超かっこいい!」と興奮していたら、
「昨日、僕の彼氏とケンカしちゃってさ・・」と切り出されてがっかりしたことがある。
彼は男友達にすぐ手を出そうとするので、周りの女友達が「ちょっと待て、彼はストレートだからダメ!」「あいつはゲイだから口説いて良し!」と、ゴーサインを出すようにしていた。ある日、私に気があるというA君のお尻を見ながら、彼が呟いていたらしい。「いい尻してるな・・A君がゲイだったらなぁ」。私が気になってた男が女に興味がなく、私を気になってるA君を気になってる。一体なんなんだ!

日本にもかっこいいゲイがたくさんいる。
だけど、カミングアウトする人が少ないから日常生活で知り合う機会があまりない。
IKKOさんやはるな愛、椿姫彩菜らがTVで活躍しているものの、
この人たちは立派な女性。ゲイは、女よりも女らしいというイメージが強くて、
見た目も話し方も男、というタレントはいない。
表舞台でカミングアウトするには、女性らしく振舞って、心は女なんだということを
世間にアピールしなくちゃいけない。
男として男が好き、女として女とセックスする、という人たちもいるのにね。

アメリカでは無理に女らしくする必要もないし、カミングアウトもしやすい。
とはいえ、アメリカなりの問題も山積み。子孫を残すために神様がアダムとイブを作った とされるキリスト教では、同性愛は「罪」になる。アダムはイブとくっつくべき。
アダムがアダムとくっつけば、神様の意思に反する。
敬虔な信者の中にも同性愛者もいて、間違ったことをしていると悩んでしまう。
彼らを救うためにゲイやレズビアンの聖職者がいたり、
同性愛者間の結婚が許される州があったりと進歩している一方で、
前大統領のブッシュのように同性愛、中絶反対という人がいる。
アメリカって大変だ。

日本は宗教的な問題がないし、性同一性障害が認められたりと
少しずつ進歩してきた。
これからは、男だけど心は女、女だけど心は男な人たちだけじゃなく、
男として男が好き、女として女が好きな人も認められていってほしい。
ただ、恋愛が複雑になるのは必至。好きな男は男が好きで、
その男は私のことが好きで、好きな人と男を取り合うという
大変な事態も起こりうる。まあ、それもいい経験になると思いません?
イメージできないという方には、好きになった人がレズビアンだったという
男(ベン・アフレック)が
主人公の映画「チェイシング・エイミー」をオススメします!
 

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