Midnight Talk ~vol.03 オンナという快楽

 

このようなサークルの主宰をしていると、恋人やパートナー、友だちにも話さないようなエッチの体験を、耳や頬を紅潮させても淡々と話そうとする女性と向かい合う機会に恵まれる。特別な事情がない限り、初めて参加する女性は、最初に私と二人で(着衣で適度な距離を保って)話しをしなければならない。一期一会で、普段から縁がない関係だからなのか、女性は素直に何でも話すことができるようで、女性もそういう自分自身の一面に驚くことも多い。

素直にエッチな話しができることの理由には、話して確証を得たい、と言う欲求が女性にはあるのかも知れない。エクスタシーひとつとっても、経験したことのない女性にとってはそれは「オバケ」のようなもので、本でもマンガでも映画でも題材になるけど、本人にとってフィクションの世界だ。
「あれって、もしかしてイクってことかも、、」と首をひねりながら話す女性はとても多く、それが女性の閉塞感を物語っている。
どれが正しいセックスでどれが間違っているか、などについても一応の判断はするけど、今ひとつ確信が無さげだ。

私の主催するパーティーでは酒池肉林の妄想にかられて来る女性は皆無で、「他の女性とお話ししたくって」から始まり「他の人や女性のセックスに興味あって」まで、バイな女性でなくとも気持ちは同性に向いがち。それは単純に参加する理由として表向きに言っていることではなく、実際に女性同士の会話が弾むことが多い。自分のパートナーや恋人の話から性感帯のことや自分の変態性、プレイの願望やFetishism、SMまで、堰を切ったように話す女性は少なくない。私にとっても刺激的な楽しい話しばかりだが、女性にとっては切実であることも事実で、時々グループカウンセリングしているのでは?と勘違いしそうになるときもある。

その様な話題が佳境を迎えるころには、かなりホンネの話しが飛び出してくる。「性感マッサージに行ってきました!」と言うイケない女性には、知的に論理的に考える傾向があるなぁ、と思い、「経験した男性は数え切れないかも、、」と言うイケない女性には、感性を頼りに行動するんだなぁ、と感じながら、男性週刊誌が飛びつきそうな彼女らの行動には隠れたロジックを強く感じる。
そういう意味では男性のお遊びとはかなり違うようだ。

恋人や配偶者以外にセックスのパートナーを持つ多くの女性と話してきて分かったことは、その動機の殆どは、かつて男性が「2号さん」
などと呼んだ欲求のあり方とは全く違う、と言うことだ。今もなお、それについて正確に「言い当てる」ことはできないでいるが、女性は、その答えが見つかるまで、誰が止めようとも冒険者であろうとするだろう。
例え出会い系でストーカー事件や殺人事件が起ころうとも、冒険を続ける十分な動機がそこにある。
だから、それがダメだ、と言うよりは、身の守り方や緊急待避の仕方を考えていくべきだと思っている。

いずれにしても「オンナという快楽」は、古くてもVirginな領域であることは間違いなく、今も答えは風に舞っている。

 

 

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