今回見たのは、「官能バイブル」。はじめてのハウツー（テクニック）ものです。
ハウツーもの、というと、もっと味気ないものと思いましたけど、全然違いました。この作品の一番の特徴は、「女性向け」ということ。いや～、「女性向け」ということで、こんなにストレスがないとは～。逆にいったら、男性向けのDVDに描かれている女性は、やっぱり欲情を誘うもの、「見られる存在」って部分が大きいんですね。

このハウツーものは、女性のナビゲーターさんが、懇切丁寧かつエロい口調で説明の上、実用性バッチリの実演もたっぷり披露してくれます。見つめ合うところから、抱き合って、愛撫、キス、フェラチオ、挿入、いたれりつくせりっすわ。

女性が、男性とセックスを楽しみたい、その気持ちが、男性の性欲のため以外に描かれることって、実はあんまりないと思うんですよ。
女性の性欲が描かれても、それは、女性が当たり前にもっているものとして描かれるんじゃなくて、男性の欲望に応えるようなもんとしての文脈がすげー強いような気がするんスよ。

それだけでも、胸のつかえがとれるようで・・・（目頭を押さえながら）。いや、ココは泣くところじゃなくってよ！濡らすところよ！

　まあ、それだけでも、イケてしまうのですが、レクチャーの内容も、多くのDVDではうかがい知ることのできない、見つめ合うことのエロなどをちゃんとエロの第一歩、核心として取り上げていて、ああ、こういうことをいってくれるDVDあったんや、と感動するほどでした。

そして、もうひとつの特徴として、このDVDがよいコミュニケーションがあってこそのエロさをめざしていること。
エロ媒体って、仲良しセックスは興ざめしてしまうのか、どうも、陵辱、とか、恥辱、とかそういった方向へいきますが、ええ、そういうもののエロさを十分認めた上で思うんですけど、そうじゃないものもあってええやん、と常々思っていて、そういう、割合でいうと、あってもいいのに、全然ないものがココに！また思わず丈｢を熱いものが流れ・・・（ハンカチで目頭を押さえながら）。ううん！　今するのは泣くことじゃなくってよ！何かマグマを噴出させるのよ！

そんな感じで上の涙腺と下のバルトリン腺がゆるみっぱなしなDVDでした。
第一巻の基本エロの実践に加え、二巻目はバイブを使ったセックスや、オナニーのやりかたも解説されてます。
もちろん、バイブが出てくるDVDはたくさんありますが、あくまで女の人目線、女性が自分で快楽を選ぶ視点から描かれているのはホントに貴重ですがすがしく気持ちがイイ！
超オススメです！

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