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世界のセックス事情、 世界の女性のセクシャルな話しをヒソヒソ話し感覚でお伝えするコラム。国際恋愛、国際結婚、外人と日本人の男性の違いなどを、ワールドワイドに綴ります。

韓国はアジアのラテン?

韓国は、アジアのラテンと呼ばれているらしい。 恋人同士の記念日がいくつもある。特に付き合い始めてから 100日目の「100日記念日」が重要で、男性が女性に花束やプレゼントを贈る。 忘れるとひどい目に遭うとか。

学生時代、若い韓国人男子に好かれた時は、 メール攻撃に身が持たなかった。 一日に数十件。「ディズニーランド行こう」「趣味は?」。 夜中まで来るので放っておいたら、 「どうして返事しないの」と、怒りをぶつけてくる。 ぐったりして大学へ行くと、友達が言った。 「疲れてるね。私の友達も猛アタックされて、 デートしてくれなきゃ 線路に飛び込むって言われたらしいよ。情熱的だわね」。 まるでドラマ。こんな経験初めてだった。 その後、韓流ブームが起こり、 「向こうの男性は、力強くて、紳士で優しい」と興奮ぎみに語る 知り合いのおばあちゃん。ある韓国人女優は、 「兵役を終えると、男性はたくましくなって帰ってくる。 日本人は物足りない」とTVで話していた。 韓国って熱い人が多いんだ。

「日本にも優しい人はいますよね。韓国にも、悪い男がいる。 ドラマで聞くような甘いセリフを吐く人は、浮気者だと思われますよ」。 そう話してくれたのは、韓国人の彼氏がいる日本人女性、Aさん。 これだけ、情熱的といわれているのに?

「記念日は、お金がかかって面倒くさいと思っている人も多い。 今の彼は、シャイ。日本人の元彼のほうがロマンティックだった。 兵役の影響?精神的に強くなることがあっても、 必ずしも恋愛と結びつくとは限りません」。

Aさん曰く、日本人が持つ韓国人のイメージは、 メディアが作り出したもの。もちろん、彼のことが大好きだけれど、 日本人が持つ韓国のイメージには違和感を覚えるそう。

国こそ違えどお隣同士。Aさんの話を裏付けるため、 東京に住むアラサー韓国人女性、Sさんと会った。 日本も韓国も同じ、という答えを期待していたら、 「絶対、韓国人のほうがロマンティックよ」と言う。うーん、どーいうこと。 困った顔の私をよそに、彼女は自身の恋愛相談を始めた。 ガールズトークで盛り上がっていたら、韓国の意外なお国柄が浮かび上がった。

◆韓国人は世話好き

背が高くてオシャレな日本人男性と知り合ったSさん。 男性は無口で、デート中はSさんが喋ってばかり。 それでも、共通の趣味があったから友人として連絡を取り続けた。 沈黙に耐えられないSさんは、話を振り、自分から誘った時は お会計も払い、つまらないメールにも返信した。

彼は、すっかり勘違い。告白したわけでもないのに、 「好きな人がいるから、Sさんの気持ちには応えられない」 とメールが届く始末。親切にメールを返すからだめなんだよ と言っても、「なんて返事したらいいと思う?」と悩んでいる。 どうして、そんなダメ男に優しくするの?

「だって、韓国では友達が疲れていたらご飯を作ってあげたり、 何かやってあげるのが当たり前なの」。 それだ!思わず叫んだ 。 「ねえ、もしかして韓国人ってお節介というか、世話好きじゃない?」。 Sさんは、大きくうなづいた。

「世話を焼いたり、他人の噂話をするのが大好き。 すぐに『まだ結婚しないの?』『子供は?』と プライベートなことを聞いてくる。そうやって聞くことが愛情表現。 大人になっても、両親はうるさいよ。 その分、誰かにやってもらうことにも慣れてるの。 デート代は全部男が払う。日本よりも男らしさを求められて大変かもね 。最近は、女性の社会進出で変わってきてるけど。 韓国人が来日すると、日本人は冷たいと感じることが多いみたい。 慣れると、つかず離れずで丁度良いのに」。

そういえば、韓国に嫁いだ日本人妻のドキュメンタリーを見た時、 日本人は口を揃えて「姑がうるさい」と嘆いていた。 キムチの作り方から始まり、家事にあれこれ口を出してくる。 それは嫌がらせではなく、「少しでも助けてあげたい」という老婆心。 疲れちゃうけど、仲良くしたいし、どうすればいいのと 日本人妻たちは苦しんでいた。

アジアのラテンといっても、「きれいだよ」なんて平気な顔して言う ラティーノの情熱とは違う。 とことん良くしてあげたいという態度が、日本人には珍しく、 時に困惑させ、情熱的に映るのかも。 メール攻撃してきた彼の行動も、 日本人への好奇心からだったのかもしれない。 初めての韓国旅行で、「親切な人が多くて驚いた」というのもよく聞く。 と、話をまとめようとしたらSさんが一言。 「韓国料理は、味が濃い。日本は薄いでしょ。 だから韓国人のほうが性格が濃いのよ。 食べ物は、子育てや教育にも影響するって言うじゃない」。

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Stanley

レイチェル・マキ

職業:フリーライター

ライター。明るく楽しく気持ち良いセックスについて、「せくすばっ」で連載中。 高校1年生で交換留学生としてアメリカへ。大学時代も数々の国を旅して、あちこちで恋に落ちた。外国人とばかり付き合っていた時期もあったが、現在は日本人の彼氏と遠距離恋愛を楽しんでいる。「セックスに国境はない」が人生のテーマ。


TAGS: 恋愛とセックス - 国際恋愛


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