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世界のセックス事情、 世界の女性のセクシャルな話しをヒソヒソ話し感覚でお伝えするコラム。国際恋愛、国際結婚、外人と日本人の男性の違いなどを、ワールドワイドに綴ります。

「働きすぎの日本人」

ラッシュの電車に乗っていると、
レディファーストのレの字もない男性にがっかりする。

女性を押しのけて、空いた席めがけてダッシュする。
吊り革を3本独占され、「つかまるところ、ないんですけど」
という目で訴えても知らんぷり。
夜6時ごろの電車でも、若者からおじさんまで、なんだかぐったりしている。
定時に帰ってるくせに!


日本人にはレディファーストの概念ってないのかな。
そんなことを思いながら、ゴールデンウィーク中にまた電車に乗った。
家族連れの男性が、大声を張り上げて別の男性を追いかけていた。
奥さんの静止を振り払って、男性は頭から湯気を出しながら
「待てこのやろー!」叫んでいる。
見回すと、楽しそうなのは女性と子どもばかりで、
男性は相変わらずぐったりしている。
休みの日も楽しめないほど、日本の男は疲れているのだ。


ヨーロッパ人の長期休暇は、1ヶ月単位。
イギリス人に仕事が忙しくて休めないと嘆いたら、
「引き継ぎがうまくいってないんじゃない?よっぽど人が足りないのか、
よっぽど仕事できないの?」と言われてしまった。
休暇も取れないやつは、仕事ができないやつというわけ。

イタリア人は、「休暇は思いっきり焼く。肌が黒いのは、
お金と休みがあって、バケーションに行って来たんだぞというアピールになる」
と話していた。イタリアの新聞か何かに載っていたコラムには、
「年末の遊び過ぎ、食べ過ぎが原因で体を壊し、
年明けに出社できない人が増えている」と書かれていた。
なんだかもう、仕事以上に全力投球だ。


ヨーロッパ人ほど休めないアメリカ人でも、
日本人の働きぶりには愕然とすると言っていた。
 外資系金融で働く20代のアメリカ人男性は、
「何もなくても残業しなくちゃいけない。
何もないのに、ボスがいるから帰れない。
日本人がいない部署は、仕事が終わればすぐ帰るよ。
でも今のボスは日本人だからね。理解できないけど、仕方ない。
土日は意地でも休むよ。そうじゃなきゃやってけない」と頭を抱えていた。


6時までに仕事を終わらせて帰る男よりも、
11時まで残るほうが「根性がある」とほめられる。
日本のような根性一番、完璧主義のストレス社会では、
オンとオフの切り替えがすごく難しい。
 「この仕事を終わらせれば1ヶ月休みだ!」なんてご褒美もない。
レディファーストうんぬん以前の問題で、
疲れすぎて目の前の空いた席に座ることで頭がいっぱいなのだ。


そりゃセックスする気力もなくなる。 気力があっても勃たなくなる。
ゴールデンウィークでやっと休めると思ったのに、
「あなた、どこか連れてってよ」なんて言われちゃ、
電車でむかついたやつを追いかけたくもなる。
追い打ちをかけるように、「最近してないね」なんて言われたら、
セックスレスは進行するばかりだ。


そういえば、1人でカリブ海を旅行して羽を伸ばしていたドイツ人がいた。
家族がうっとうしいわけではなく、ただリラックスしたいだけ。
イライラされるより、1人でどこかへ行ってくれたほうがずっといい。
セックスレス解消のためにも、なんとかしてストレスを発散してほしい。


とはいえ、遊び下手の日本人。
広い海を前に、iphone片手に結局仕事しちゃったりして・・。
 プロムのほかにも、学校でのダンスパーティーはしょっちゅうある。
ドレスパーティーはプロム同様、男女で参加するもの。
友達同士でもOKだから、パーティーに誘う=告白ではないけれど、
お迎えの演出は大事。
当日、男友達が私の家まで一輪のバラを持って迎えに来たとき、
「こりゃ日本の男は敵わないわ」と悟ってしまった。

10代にして紳士力を試されるシビアな文化で生きてきたアメリカ人と、
異性と交わらなくても恥をかくことがない日本人の経験値は雲泥の差。
そりゃハンターに育つよ。
日本人が突然「草食はいかん!アメリカ人を見習え!」と言われても、
場数を踏んでいないから到底ムリなのだ。


草食系男子にはうんざりだし、「男子校だったから」「忙しくて」という
モテない男の言い訳も聞き飽きた。
ついつい積極的なアメリカ人と比べてしまうけれど、育ってきた環境が違いすぎる。
根本的に違う生き物なのだと思えば、
ズボンが食い込んだお尻も笑って許せるような気がしてきた。



Stanley

レイチェル・マキ

職業:フリーライター

ライター。明るく楽しく気持ち良いセックスについて、「せくすばっ」で連載中。 高校1年生で交換留学生としてアメリカへ。大学時代も数々の国を旅して、あちこちで恋に落ちた。外国人とばかり付き合っていた時期もあったが、現在は日本人の彼氏と遠距離恋愛を楽しんでいる。「セックスに国境はない」が人生のテーマ。


TAGS: 恋愛とセックス - 国際恋愛


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