今回は、雑誌によくでてる女のコ(21歳)のお話
「私1番になりたいんです!売れてる雑誌のメインモデルになりたいんです!!
みんなからスゴいって思われたいんです!!!」
『こんな自分になりたい!』明確に口に出せるって、素晴らしい。
なりたい自分のイメージ像がなくて行き当たりばったりな人生を送ってる人が多い中、こうしてハッキリ目標が見えてるって素晴らしい。
そこは置いておきまして。
彼女、今もメインになっていません。なぜか。
1番になれるだけの素質がないんです。
でもハヤリものにも敏感。 Bガールが流行ればつっぱしり、セレブ系が流行ってもつっぱしり、現在は今激アツのキャバになってます。
つい最近の彼女は「歌舞伎町は楽しい。ココにいれば友達に会えるし。まだ歌舞伎町にいたい」と。
うーん、どっかで読んだことあるようなセリフ。(今激アツな雑誌によ?くでてくる言い回しなんです)ちょっと、ちょっと! モデルで1番になりたいんじゃないの!?
ここまでくると “ ミーハー”と言われても仕方ないような。
1番になれない原因って、ここにある気がするんだよね。そこは、まぁ、いいとして……。
「1番になりたい!」でも、なれない。それってかなり苦しいと思います。
もっと等身大の自分をみつめて自分が今もってるもので勝負すれば「なりたい自分になれないストレス」少なくなるじゃないかなーと思います。
「なりたい自分になれないストレス」って時に悲劇を生みます。
たとえば、『職場で1番できるのは私』と思っていたとする。でも実際はそうじゃなかったり、する場合が多いのです。
※実際1番になる人はみんなから認められてるし、役職についているものです。
『私の実力を理解できない環境が悪い』と思ってるとストレスを感じます。
そしてスゴく、ムキになります。
人間、ムキになると攻撃的になります。
そうなると……
自分の立場を脅かしそうな人へバッシングを始めます。「思ってる程、アイツ仕事できないよ!」とか「あのコ自分でモテるって分かってるよね」など。非常に高い位置から人を見て、悪口を言い始めます。
これをなっているのは、もう周りが見えていない証拠!悪口言う人は信用されないから会社での立場は悪い方向へ向かって行きます。
そして自分の評価はもっと落ち、もっとストレスを感じるのです!まさに悪循環!!
これを回避するには、まず自分の実力を正しく見つめるってことかと思います。
正しく自分を評価できないと目標設定も間違ってしまう気がする。
自分ができること、自分が得意なこと、自分が好きなこと、自分が苦手なもの、自分の長所、短所、ちゃんと見えてますか?見えた上で、目標たててますか?
これってオトコ関係でも一緒。
1番になりたい、にこだわらず自分を理解して自分がもっとも輝く場所を探すのも幸せになる方法ですよね。
夢は大きくたっていいけど私たちはもう大人なんだから、現実的にできること、できないことの分別は持っていて当たり前だと思う。
それもできないで大きな夢ばかり語ってると痛いです。
こういう出来事ってよくあることです。よくあることと言えば『空気読んで』てゆー、つっこみ。
自分を過大評価してる人に限って、上から目線で『空気読んで』と言ってきます。
言うヤツに限って『お前が読めてねえよ!』っていうこと多いですけどね。
自分を正しく評価できていないといつかつっこまれますよ!
雑誌編集者。女の子のためのエッチ雑誌の編集を経て、現在メンズファッション誌の編集部に在籍中。
10代の女子・男子達とわりと近いポジションにいるカト‥‥。彼らからでる話は大人顔負けで、いい年の私もビビッてしまうことが、しばしば。
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