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MANTARA

ちょっぴりエキセントリックな精神科医が綴るセックスのこと、セックスに関係するお話し。

そうは言っても、人それぞれ

「最近リハビリの若いイケメン先生が来たのよ。 そしたら女性患者さんたち、 急に胸元がガバッと開いた服を着て露出度が高くなってね。 『せぇんせぇ~~~』なんてワントーン高い猫なで声で話すのよ~。」

整形外科クリニックに勤める知人が、そう話した。 どこでもよくある風景である。 精神科の女性患者さんは、隠すことを知らないというか、もう少しストレート。 男性ドクターに、走り寄って抱きついたり、「先生、結婚してぇ~」と言ったり。 さらに理性が失われた状態では、「お手」で(犬にするあの「お手」です)、 近づきざま、下から股間をサワサワする人もいるのだとか。

男性という人種は、なつかれると どんな相手でもイヤではないらしく 鼻の下を伸ばしている。 こういう女性患者さんたちのタイプとして、たいてい同性には厳しいもので、 女性事務員や女性看護師は多大な被害を受けることになる。

つまり文句や不満や嫌味やイジワルやわがままを 一手に引き受けることになる。 男性ドクターの前で、いい子ぶっている“我慢のツケ”の分だけ、 そのわがままぶりは倍増するから、たまらない。 男性ドクターに進言しても、 「○○さん、そんなにわがままかなあ??いい人じゃない?」 と鼻の下を伸ばしながらニヤニヤして、相手にしてもらえない。

さて、今までさんざんこの連載コラムで、 「全ては性欲に起因する」かのごとく、 フロイトのまわし者のように論じてきた私であり、 上記の例もまさにそれを裏づけている。 男への欲望(=性欲)に動かされる女達である。 それでも、 「そうは言っても、人それぞれなのよね~、性欲が関係ない人もいるのよね~ 」 と、実は思っている。

生理前後、理由なくイライラしたり、突然泣きたくなったり、 ひどい頭痛や吐き気等の体調不良に襲われる女性がいる。 精神病状態にあるとき、女性患者さんの大半が生理になる。 こんなふうに、生理に強く影響される女性が多くいるのは 、 臨床経験上、私も十分知っている。

その一方で、毎日一緒に働く女性同僚にさえ、 十数年以上、生理日をさとられない女性がいることも知っている。 セックスレスだとイライラや不満が爆発する女性がいる。 一方、ばんばんイタシテいる時期も閑古鳥の時期も、 誰にもさとられない女性もいる。 男性を好む女性もいる。 一方、男性をひどく怖がったり嫌ったり、安心できない女性もいる。

精神病状態ではたいてい理性が保てない。 素の自分が出る。素の好き嫌いで動き出す。 性欲の影響を隠そうと思っても隠せない。 精神病状態の場面をたくさん見てくると 、 男嫌いの女性もずいぶんたくさんいることを実感する。 性別自体に全く無関心な女性もいる。

ホントに、性欲の影響は、人それぞれ。




Stanley

二階堂ターラ

精神科医。エッセンスリーダー。 上智大学心理学科卒業後、精神科医師をめざす。 大学病院での研修・研究・臨床・学生指導、大手企業数社で、産業精神科医としてメンタル教育・診療、 地域での看護学校講師を経て、 現在は副院長として単科精神病院に勤務し、地域医療に貢献している。 代替医療としてヒーリング、エネルギーワーク、ヒプノセラピーなどを診療に取り入れつつ、 最近では知識と経験に基づく直感法を用いたエッセンスリーディングを行い、全人的な癒し、幸福に導くために貢献している。


TAGS: 恋愛とセックス


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