ちょっぴりエキセントリックな精神科医が綴るセックスのこと、セックスに関係するお話し。
ラブリーポップのかおるちゃんは仕事柄、セックスの相談を受ける。
女性のセックスレスの相談はアッパークラスが多いという。
そのパートナーもたいてい学歴が高いことから、
「学歴が高い男性はセックスが下手」「偏差値に反比例している」
のではないかという話になった。
お断りしておくが、全ての人に当てはまるとは言っていない。
人の噂や相談も含め、経験的に、推論しているだけである。
ただその傾向があってもおかしくないだけの理由はすぐ挙げられる。
まず学歴が高い人ほど、その人の機能のうち「思考」を使う割合が大きくなる。
相対的に「感情」「本能」を使う割合は低くなる。
セックスのコミュニケーションで重要な割合を占めるのは、 言葉(思考)ではなくて、 ハート(感情)とパートナーが奏でる音色(身体の反応)
を聞くこと。
女性の皆さんなら言わなくても承知でしょう。
言葉を交わさなくてもパートナーの醸し出す雰囲気やエネルギーから全ては察知できる。
(もちろん言葉で遊ぶという嗜好を行う場合はまた別のものとして)
しかし、普段から思考一辺倒で、感情と身体へ気づき能力が鈍っていると・・・。
後はおして知るべし。
また学歴が高い男性は概してプライドが高く傷つきやすく、
パートナーへの関心より自分への関心のほうが強い
という理由もあるかもしれない。
「自分はうまくやれていたか?」
「自分は相手をイカせられたか?失敗していないか?」
という自分への関心に集中している。
そして「そのプライドが侵されないか?」も最大の関心事である。
卑近な例で恐縮だが、私の周囲の男性はたいてい医療関係者である。
赤門で有名な日本の最高峰、東の都にあるという大学卒の方ガいた。
一方その方とは、偏差値が(−25)くらい低い大学卒の方もいた。
比較して前者は、かなり頂けなかったと申しておきましょう。
それから、人数・回数・時間を誇る男性、
「俺はすごい」と自負する男性は期待できないという話も出た。
驚くべき交渉人数を誇ったり自慢げに語る男性が、
とてつもなく下手だというのはよくある話なのだそうだ。
「こんなに多くの女性を満足させた(つもり、爆笑)、イコール俺は男としての能力がスゴイと誇示したい」ことであるなら、パートナーへの関心より、自己への関心が勝っているナルシストだからだろう。
一言で言うと自意識と自信が過剰な男性は、期待できないようだ。
セックスは、学歴でも回数でも自負でもないらしい。
精神科医。エッセンスリーダー。 上智大学心理学科卒業後、精神科医師をめざす。
大学病院での研修・研究・臨床・学生指導、大手企業数社で、産業精神科医としてメンタル教育・診療、
地域での看護学校講師を経て、 現在は副院長として単科精神病院に勤務し、地域医療に貢献している。
代替医療としてヒーリング、エネルギーワーク、ヒプノセラピーなどを診療に取り入れつつ、
最近では知識と経験に基づく直感法を用いたエッセンスリーディングを行い、全人的な癒し、幸福に導くために貢献している。
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