
かつて女性に課せられていた性的タブー。 婚前交渉、婚外交渉、婚後交渉への抑圧のお話を今回させていただきます。
昔の女性にとって貞節は 何よりも守らなければならないものでした。
結婚前のセックスなど言語道断。 夫となる男と初夜を迎えるまでは 絶対に純潔は守らなければなりません。
結婚は家同士の結びつきという考えが 今よりはるかに強かった時代、 家の体面を保つためにも、嫁にやる娘の身体は きれいなままでいさせなければならなかったのです。
処女を守らなければ良い結婚、 すなわち良家との結婚は望めません。
また結婚後も夫以外の男と通じれば それは姦通罪として罰せられました。
性的に乱れた、家の名に泥を塗る、 厚顔無恥な女として追放されてしまうのです。
それなのに夫の方は外で別の女性と関係を持ったとしても、 この姦通罪は適用されません。
なんという不公平!!!
こんなことが普通にまかり通っていたのですから、 もう現代との違いはどえらいものです。
結婚後の夫とのセックスにおいても、 女性に対する抑圧は存在していました。
というのも、女性は寝室において 奔放に振る舞うことは良しとされていなかったのです。
セックスの場においても羞恥心を忘れず、 貞淑な女であれ、ということなんです。
股を大きく開いてはならない。 自分から動くことはしてはならない。 大きな声をあげてはならない。 夫に全てを委ね、おとなしくその場を やり過ごすのが良いとされていたんですね。
女性に性欲があるなんて 全然認めていない社会風潮がうかがえます。
あくまでも妻は嫁いだ家のものであり、 子を産んで家事をこなし、 夫やその親に尽くすための人間とみなされていたので、 一人の女性としての性なんて全く関係なかったのです。
それが当たり前な時代だから、 特に何も感じていない女性もいたとは思いますが、 自由な気質に生れた女性たちは どんなにか辛い思いをしたでしょう。
浮気オッケー、不倫ウェルカムとは言いませんが、 不倫によって女性ばかりがきつく糾弾されてしまう、 女性がセックスで感じることがはしたないと言われてしまう 社会状況が変化したのは、喜ばしいことなのかな。
逆に現代は何でもいいということから 選択肢が増えすぎてしまい、 女性が混乱に陥りやすい難しい時代でもあると思います。
そんな時代だからこそ、 自分の身体と心は自分で守っていかなくてはなりません。 あまり無防備でいたり、自分の感情やモラルに 無神経になっていたら危険です。
自分を一番に守ってあげられるのは自分なんだと自覚して、 性の荒波を乗り越えていく。
これが現代の女の子には必要なのではないでしょうか。
エロティシズム研究家。 趣味と実益を兼ねて学生時代から様々な性文化の文献を読む。性欲も旺盛で実生活では得た知識を実践、検証。軽い下ネタから深い学術的な話まで、 エロスに関することなら何でも大好物。
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