ラブリーポップ公式マガジン

STD kinen

現役風俗嬢が送る人生ルポ

8月22日にやるワークショップのお知らせです

さて、先月に引き続き、8月22日にやるワークショップのお知らせです。テーマは、「カラダとココロを通したgive&takeの楽しさを知る」。っていうと、なにか大層なことをやりそうですが、具体的にやることは、いたってカンタンです。

ふたり組になって、一方のひとの手や足の付け根を、もう片方のひとが足の裏でマッサージするように踏む、それだけです。そして、組む人を変えて、また同じように踏み合う。誰でも、できることです。

私は、どちらかというと、自分の感情や、カラダの感覚に、鈍感だ、と思います。ストレスがたまっていても気がつかないし、たいてい、それは積もりに積もってから、目眩がしたり、風邪をひいたりして、はじめて気がつきます。ノドがかわいているのに水分を取らず、脱水症状直前までいくこともしょっちゅう、また、食べすぎで胃がよくもたれていたようなのですが、「胃がもたれている状態」があまりに普通で、それが「不調」とも思いませんでした。

一度、体調がものごっつく悪くなった時期に、カラダという換えの効かない唯一無二のすばらしい道具を、何にも考えずにどれほど粗末に扱っていたかをつきつけられ、愕然としました。「コレはマズイ・・・」そういう直感と実感がぐおおおと襲い掛かりました。もともと運動苦手だしリズム感ないし、どちらかというとカラダに目を向けるなんてのは、劣等感を刺激するので、極力避けてきた人生でしたが、そんなんゆってられなくなりました。このままいったら、この先もっとタイヘンになる----!

それで、おそるおそる劣等感を刺激しないタイプの体を動かすことを始めたのですが、これが、そら。びっくりしました。発見につぐ発見。カラダはすごい。この「すごい」は、人と比べてどう、というものではなく、「自分のカラダが、自分のカラダだから」ということのみを根拠にしたすごさです。快楽は、外側からの働きかけだけじゃなくて、そもそも、カラダそのものが、快楽を作り出すすごい装置だー!もちろん、それは、誰もが知っていることだと思います。でも、日常生活を送る中で、意識しなければ、そのことはすぐに忘れてしまう事柄でもあります。それを丁寧に感じてやることで、どんどん快楽上手になる。呼吸すること、自分で自分の体温を感じること、筋肉の動きを感じること、筋の延びを感じること、皆、快楽です。

自分のカラダのありようだけでそんだけすごいのですが、人に触れられることも負けず劣らずすごいです。

ただ、人とヤリトリをするときには、一心同体ではないので、「自分の状態を、自分で把握して」→「それをなんらかの手段で伝える」、という過程がある程度必要です。今回のワークショップは、踏む、踏まれる、そのカンタンなヤリトリの中で、その練習をします。踏まれたとき、どんな感じがする? 今、何を感じているのか? 「気持ちいい」「痛い」「もっと強く」「もっと弱く」「そのまま」? 踏む人は、今、この人はどんな状態?よく見てみる。相手のいうことを注意深くきく。必要ならほっといてみる。自分のカラダを感じること、そして、自分がどう感じているかを伝えるのを、ゆっくり、やりなおしてみる。感じるのも快楽ですが、感じさせるのも気持ちがよいことです。

また、ひとりでは気がつけないことが、人とのヤリトリの中でたちあらわれたりします。人は、こんなにも繊細で、やわらかく、強く、弾力があり、血がかよい、肉が息づいている。それが、「あなた」であり、「わたし」でもある。同じ場所にいる人たち皆で、お互いの感じていることをすくって、味わって、「気持ち」を一緒に作っていきたいです。楽しみだなー。申し込み、お待ちしております!



Stanley

田中課長

風俗風来坊。マンガ好き。日記書いてます。どんぞお立ち寄りください。(※開店中)


TAGS: 恋愛とセックス


TOP

© Copyrights Stanley. All Rights Reserved

Created with Stanley template by TemplateMag