Renai Coach
出産をしてから興奮する事が全く無くなってしまいました。
相談者: あいす さん結婚して4年の34歳の主婦です。 二人の子供がいますが、出産をしてから劇的に変わったのが、 性欲とゆうか興奮 する事が全く無くなってしまったのです。
自分の中ではかなりショックな事で、 以前ならキスをしただけで 気持ち良くてぽーっとしてました。 夫とは一週間に一、二回セックスしてます。 少しは濡れるようになりましたが、 夫が唾をつけないと厳しい感じです。 夫は優しくて大好きです。 でも彼だけが昂ぶっているのを、 冷静に見ている自分がいます。 夫と一緒にセックスしたいんです。
体と心がついていかないから、 一緒になんとかしてと夫に相談したり、 自分が出産前の気持ちに戻れるようにと オナニーをしてみたり、 レディコミを見たり、協力してもらいやすいように 女性の性を扱った記事をみてもらったりと、少しは努力をしたつもりです。 でも感が戻ることはありませんでした。
なら精神的にでなく、 実際の快感を得られるようにと夫に前よりも 感じる場所を伝えるようにしました。 でも結局気持ちを集中して（夫の事を考えずに）力を入れないと イク事ができないように．．．。 これでは一人Hと一緒ですよね。どうしたら？？？？
工藤忍のお答え
いわゆる「マンネリ」についてのご相談です。 恋い焦がれて結婚しようと、理想の男性と結ばれようと、ほぼ100％、 マンネリに襲われます。「ほぼ100％」と言うのは、そうならないご夫婦、 カップルもいるからです。ただ、そこにスタンダードやモラルを 置いてしまうと物事の本質は見えてこないし、 多くの人の悩みを無視しなくてはならなくなってしまいます。
ですので、マンネリに陥るのが自然であり、 それによって旦那さんへの愛情や思いに不誠実があるわけではない 、と言うことを大前提とすべきです。同じ悩みをお持ちの方、 ご自身を責める必要はありません。
あいすさんの場合には、そういう心配はなく、 正統に積極的に問題に対処しています。 ただ、「協力してもらいやすいように女性の性を扱った記事をみてもらったり 」などの記述を読ませて頂くと、旦那さん自身は、 問題意識がないようです。 彼自身は、マンネリに陥っていると言うわけではなく、、 ちゃんと機能しているようですし、、性的興奮も充分得られているようです。
さて、そうなると問題は、あいすさんがマンネリで苦しんでいると言うことを 旦那さんと共有できずにいる、と言うことが第一に挙げられると思います。
第二に、あいすさんの誤解の問題があります。 「イク」における理想は、旦那さんとのＨなＨでイクべきだ、と 考えている点から伺えます。その考え方自体は問題がありません。 ここで考え方を変えて欲しいのは、 「イクことは、とっても個人的なこと」だと言うことです。
旦那さんは、あいすさんが一人Ｈをするときに、 想像するセクシャル・ファンタジーについて、 理解されているでしょうか？あいすさんが、レディス・コミックを見て、 どのシーンやシチュエーションで興奮するかご存知でしょうか？ これらは、真面目そうな「女性の性を扱った記事をみてもらったり」しても、 理解は得られません。
あいすさんから見たら、とっても極端と感じるかもしれませんし、 また、けして私も勧めているわけではありませんが、 「(狭義の)スワッピング」【夫婦交換】を例にしてみましょう。
スワッピングは、マンネリ解消法として広く普及している大人のお遊びです。 他の同じような問題を持つご夫婦とパートナーを交換し、 同室もしくは別室でセックスをします。 初心者は、二組で時間をかけて行うことが多いです。
スワッピングを始めるには、必ずどちらかの「カミングアウト」が必要です。 つまり、自分の性的趣向についてパートナーの理解と協力が 必要だということです。それが第一の条件です。
第二に、上記に付随して「パートナーの 隠れた個人的欲求を受け入れること」が重要です。
第三に、「パートナーが欲求を満たすのを自分の喜びにできること」です。
上記の三つが「スワッピング」の前提条件となります。 また、大概、スワッピングによってマンネリが解消されているご夫婦は、 スワッピングの後に、自分たちでスワッピングの時以上の 性的興奮を伴った濃厚なセックスをします。 つまり、仲が良くなります。
実は、この三つの条件と言うのは、何にでも当てはまります。 たまたま例はスワッピングでしたが、ご夫婦によっては、 ＳＭでも構いませんし、コスプレでもいいです。
あいすさんの今できることは、とても恥ずかしいかもしれませんが、 一人Ｈの時に思い描いているような、 自分の性的欲求(セクシャル・ファンタジー)を旦那さんに ぶつけてみることだと思います。 最初、旦那さんは引くかもしれませんが、それを諦めずに乗り越えれば、 新たな楽しみが広がるかと思います。
ちょっと古い参考資料になりますが、シルビア・クリステル主演の 「エマニエル夫人」(1974年に日本公開され、 多くの女性客を集めて社会現象となったフランス映画)をお勧めします。 マンネリ解消の秘訣が隠されていると思います。
工藤忍
「Club Deep Blue」 主宰。 愛しい人のSexyな生き方 。3,000人を超える女性との出会いを通じ、経験や見聞きしたこ とをベースに、様なSexualityに触れながら、恋愛道を語る。
