コーチ・工藤忍のお答え
あおいさんのご相談を読んで、「考えるヒント」を模索してみたいと思います。
あおいさんが、19年間セックスなしで来てしまった訳は、夫のセックス拒否と言う大きな理由の他に、卵巣のう種の手術によって、女性としての自信を無くしてしまったことも大きな原因のひとつだと思います。それは、夫から「不当な扱い」をされているのにもかかわらず、自分自身を責めようとする部分に表れています。
「不当な扱い」とは、夫のセックス拒否のみを指してません。夫自身が、浮気をしていたのにもかかわらず、あおいさんに対して「浮気をしたら離婚!」と言い放すのは、フェアとは思えません。(夫婦の関係をフェアと言う基準で考えるのはどうか、と言う問題はありますが、、)
また、セックスを拒否しているのにもかかわらず、他の人とのセックスを許さないのは、限りなく「悪意の遺棄」に近いと思います。セックスを独占する権利を行使しながら、生殺しの状態にしておくのはいかがなものでしょうか。
あおいさんの人の良さなのか、夫を信じているのか、自信のなさによる誤謬なのかはわかりませんが、「体の関係になる前に私が気付いて別れてもらった」と書かれてる部分は、あおいさんの推論が間違っているのではないでしょうか。既婚男性が女性と宿泊を伴う旅行に行こうとしていること。また、「夜は寝かせないからね」と言うセリフを女性に投げかけられる関係であること。この二つを考えると、身体の関係はすでにある、と考えるのが妥当です。
「離婚以外に解決方法はないのでしょうか?」と言う問いかけは、あおいさんのご家庭の状況をもっと詳細に知らなくては、答えようのないものです。今、あおいさんが問題にしたいのは、「このままただ年を取って、おばあちゃんにはなりたくない」と言う部分に表れているように、「女としての自信を取り戻せるかどうか」ではないでしょうか?
私の認識が間違っていなければ、卵巣のう種は、突然、激痛がやってきて、重い生理痛かな、と思って医者に行くと、緊急手術をする、と言われ、すぐに切開されてしまう病気だったかと思います。ひと昔前の帝王切開のような、お腹に縦に切られた傷跡が残ります。
過去、私のお付き合いした女性の中にも、3人ほど同じ手術の痕がある方がいましたし、婦人科系の病気としては、珍しいものはないのかも知れません。その3名の女性は、いずれも恋多き既婚女性で、私と逢っているくらいですから、あっけらかんと自分の人生を楽しんでいました。
人と言う自我をもった生き物は、他人によって自己を認識するしかない動物です。今、夫を通して失った自分を取り戻そうとしている、あおいさんの試みは、夫の姿勢からして、ほぼ不可能ではないかと思います。
離婚もひとつの選択であることは間違いがありませんが、現実問題として、それがサクサクと可能ならば、もう少し早く、その発想になっていたでしょうから、一朝一夕にできるとは思えません。時間をかけて準備しなくては無理でしょう。
時間は永遠にあった20代と違って、今のあおいさんにとっては、一日の価値が切実になってきているのだと思います。
さっさと彼氏を作って、自分をもっと楽しんで下さい、と言いたいのはやまやまなのですが、19年引き籠もっていたとも言えるあおいさんの場合、それも簡単にできないのだと思います。
あおいさんのご相談の文章を十数回読み返しての印象は、「目が内向き」なんだなぁ、と言う印象です。まず、そこから改善されるのがいいかと思います。同じ年代の異性も集まるような趣味のサークルや習い事などを始められたらいかがでしょうか?そこでの目的は、ステキな男性と恋に落ちることです。プラトニックでもいいと思います。習い事が将来の離婚に備えられるものであったら一石二鳥です。
恋ができる自分に満足して終わるのか、その恋を成就させてしまうのか、世に言う「不倫」の関係をもってしまうのか、迷ったら、またご相談下さい。
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