
小さな悩みがひとつふたつ。漠然とした不安がひとつふたつ。そんなのはよくあること。クリニックに通うほどのことではないし、友達に相談するのもなんだかなぁ…。と思いつつ、お茶をしながらついついポロリと友人や知人に打ち明けたとき…「あぁ、やっぱり話さなければよかった…」なんて思ったことはありませんか?逆にこの人に話すとスッキリして癒されるということもありますよね。このように、「気持ちのよい会話」と「気持ちが落ち込む会話」が存在するのも事実です。どうしたら、相談しても落ち込んでしまうコミュニケーションをせずにすむのでしょうか?どうしたら、気持ちの良いコミュニケーションができるようになるのでしょうか?
◎ピアカウンセリングってなに?
ピアは仲間の意味。同じ苦しみをもった境遇や立場のひとのこと。カウンセラー(聞き役)は、資格をもち、勉強をしてきたひとでなくてもいいのです。カウンセリングというと難しそうですが「気持ちのよいコミュニケーション」をする仲間だということです。ピアカウンセリングにはサバイバー(相談者)とカウンセラー(聞き役)などの役割がなく、同じ背景を持つ人同志が、対等な立場で時間を対等に分け合って、話しを聞き合う相互カウンセリングです。簡単な言葉でいえば、あなたが大切にしているあなた自身とあなたの友人で苦しみを共有する作業のことです。
◎ピアカウンセリングで大切なことは?
「自分のことを一番良く知っているのは自分である」ということを信じることです。人はチャンスと思いやりを与えられたら自分の問題を自分で解決するパワー(力)を持っているものです。だから、誰かの悩みを自分が解決しようなんて背負わないこと。自分の悩みを誰かに解決してもらう前に自分を信じることが大切です。
◎ピアカウンセリングって何をするの?
相手の話を聞くことで、「どう感じているのか、どうしたいのか、何が問題なのかという気持ちを本人が理解し、明確化する」、手助けをしていくのです。また、あなた自身の気持ちも仲間に聞いてもらうことで「どう感じているのか?どう解決したいのか?問題は何なのか?」を自分自身の心の中で解決していくのです。上に書いたように、問題を解決するのも決定・決断を下すのも、「本人の力」ということが大切です。だから、個人的なアドバイスは避けます。例えば「あなたはこうしたほうがいいよ」なんて言うと「それもわかるけど…でも…」と返され、不毛なコミュニケーションになりがちなのです。
◎ピアカウンセリングの講座は?
ピアカウンセリングのスキルを身につけるための、講座やワークショップがあります。講座やワークショップにいくことはハードルが高いと思われている方は、まずは、身近にいる友達から始めてみてはいかがでしょうか。相手が見つからなければネットで探す方法もあります。相手を否定せずに話を聞いて受け入れることで、「気持ちのよいコミュニケーション」の輪が広がっていくはずです。
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