ラブリーポップ公式マガジン

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助産師、看護学学士、臨床心理学修士、現大学講師が語る、女性のセックス・オーガズム・子供の性教育についてのコラム。

自分を知る。膣を知ろう ~知ることは愛することの第一歩~

 

突然ですが、女性のみなさんに質問です。
自分のお股をひろげて、みてみたことはありますか?
鏡で映して、じっくりとみたことはありますか?

ん?

「そんなことをしている自分が恥ずかしいし・・・」
「不潔だし・・・」「恥ずかしいし・・・」「怖いし・・・」

だから、みたことない?
だから、チラ見しかしたことない?

なんだか、否定的な声が聞こえてきます。

男性の場合は、陰茎(おちんちん)が表面上にあらわれているため、
多くの男性は
自分のおちんちんをよ~く見ています。

小学校高学年から中学生になるころまでには、
五感を使って確かめつくしているものです。
触った感触、色、ほくろの位置、硬さ、形、
匂い、右向きか左向きか、タマタマ(睾丸)とのバランス、などなど・・・。

また、雑誌や友だちからの情報を得て、自分で長さや太さを測り、
比較してみるのもこの頃で、自分のものを熟知していると思います。
たとえコンプレックスがある人であっても
(多くの男性が何らかのコンプレックスは持っているものですが)
、自分のものには親近感は持っていることでしょう。

しかし、女性はどうでしょう。

お股(特に膣)が、中に隠されている構造であるということもありますが、
それでも、少し広げて鏡を使ってみれば見られるのに、あまり見ようとはしません。見もしないのに、勝手に“陰部”などというかわいそうな名前をつけて、
まるで汚いものかのように扱っているように思います。

実は、私もそのひとり。あまりよく見たこともないし、知らないし
(中学の時に、雑誌Pティーンなどを見て、間違った大げさな情報を知りすぎて、嫌になったということもありますが・・・、それに知りたくもなかったし)、

他人と実際に比べたわけでもないのに、
「私のびらびら(大陰唇)は、左右が違う大きさで奇形だし、
陰毛も多すぎるし、臭いし、汚い」と決めつけていて
お股の存在そのものが嫌いで恥ずかしかったのです。
彼や夫にも見せるのもあまり好きではなかったから、
SEX自体も楽しめなかったと思います。

その後、助産師になるため、大学で“性器”について学んでみて、
あら びっくり!

性器は、みんな左右は非対称だし、
毎月の生理周期のサイクルでホルモン作用によって匂いも変化するし、
膣の中はよい作用をもたらす常在菌(いつも住みついている菌)のおかげで、
いつも清潔に保たれているし、色も形も、みんな違って当たり前。
陰毛は、性器を守っている他、愛液を運んでくれていたなんて・・・。
頑張ってくれていたのねっ(笑)?

そ~んなこと、もっと早く言ってよ~!誰かぁ~!
さっそく、授業で習ったことを確認するために、ちょっと渋々、鏡で観察。
な~んだ。やっぱり勉強した通りじゃない。
私ったら、30年も お股をないがしろにしていたのね。

こうして、自分の身体の一部を見ないようにして、無視して嫌う・・・。
思えばこれは、身体(性器)だけに限ったことではないように思います。

自分の一部を見ないようにする。

これは、こころ、にも言えるのではないでしょうか。

こころの中の見ない部分が知らないうちにコンプレックスになり、
タブーになり、嫌いになる。そして、その部分の数や量が増えていき、
丸ごと愛せない巣窟のようになっていく、というしくみ。

自分のお股をきちんと見て、知る。そして、認めてあげること。
それが、自分を自分として全体を丸ごと愛する第一歩になるのではないか、
そう思います。

今日から、ぜひ、みなさんも自分を見て、知って、認めて、愛す。
そして、ぜひ あなたのパートナーにも、
かわいらしくて世界にたったひとつの、あなたのお股を堂々と見せて、
愛させてあげてくださいね。
愛と祝福をこめて、相咲依久子より




Stanley

相咲 依久子

泌尿器科医(おちんちんの医者)を父に持ち、その恥ずかしさからか、 小さいころからセックスに嫌悪感を抱いて育つ。それとは裏腹に、様々な性体験を くぐり抜けるうち、自分のギャップある人生に疑問を持ち、学問としての「性」を学び始める。3回目の結婚でようやく宇宙体験なSEXを共有するパートナーを得る。夫と子ども達との幸せな5人暮らし。助産師、看護学学士、臨床心理学修士、カウンセラーとして特にED(勃起不全)の男性や妻とのカウンセリングを専門的におこなってきた。現在、大学教員として、「こころ」「いのち」「性」をキーワードに情熱あふれる教育をおこなって いる。


TAGS: 恋愛とセックス


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