ラブリーポップ公式マガジン

More Onanism!

女性の性欲、オナニーに飽き足らず、子供の性教育、女性ホルモンや子宮など「女性のからだ」に目を向けたコラム。 連載期間:2008年~2009年

オナニーする女はモテない女?

女優やアイドルがセックスを語るのはなんとなくオシャレ。芸能人がヌードになるのは女っぷりをあげるのに効果的。濡れ場なんて女優にとっては最高の自己表現になるのではないだろうか。また、最近では「私、Mなんですぅ~」「実は○ ○フェチ(笑)」などなど、プチ変態な自分をカミングアウトする(自己プロデュースの一環?)女性芸能人も多くなった。でも、オナニーだけはいつまでもタブーのまま。イマドキ女子が「フェチ」だの「SM」だの、ちょっとアブノーマルな性を語るようになってもオナニーだけはまだまだタブーなのだね。当然のことながら、そんなことを語る女性芸能人を私はあまり見たことがない。まぁ、あたりまえっちゃ~あたりまえなんだけど、どうして、そんなにタブーなのか? まずは自分の暗黒歴史から振り返ってみたい。

オナニーをタブー視していた頃はやっぱり「オナニーする私」が恥ずかしかった 。それは男探しのためにテレクラを利用するのと同じ種類の恥ずかしさだ。自分 がオナニーする理由は彼氏がいないからだし、モテないからだし、男に相手にさ れないからだし、仕方がないからだし、まずは男がいないと何も始まらないって カンジですべてが陰鬱でネガティブ。カレシもデキない(いないのではなく、デ キない)女がひとり淋しく陰気に自分を慰める……。それが私のオナニーの印象 だった、昔までは。

でも、恋人ができてもオナニーする自分がいて、オナニーとセックスは別物だとわかるようになり、オナニーについて話せる女性と巡りあい、曇っていた世界にもやっと晴れ間が見えるようになった。そして、つい最近では遂に真木よう子のオナニーシーン(気になる人は真木よう子 オナニーで検索してみて!)に触発されて「自慰する女ってカッコイイ! オナニーする女はイイ女かも?」と思うまでになってしまった。映画「ベロニカは死ぬことにした」のなかで見せる真木よう子のオナニーは自分を慰める自慰ではなく、男を挑発する自慰で「男がいないから仕方なくオナニー」というネガイティブな固定観念をすっこ~んと払拭してくれた。巨乳・美貌・ナイスバディ……、男を虜にするすべてを兼ね備えた女のオナニーはいやらしいんだけれども、ある意味怖い。だって、男に不自由したことがない、イイセックスを知っていそうなイイ女が自分の性器を貪るのってとんでもなく「貪欲な女」って感じがするから。アナタの欲望は一体どこまでいけば満足できるの? ってカンジがする。もはや男のチンポでは満足できない貪欲女の姿がそこにはあるような気がするのだ。とにかく、あれだけ恥ずかしかった女のオナニーを一瞬でも「カッコイイ!」と思わせたのは真木よう子が初めてで、これからオナニーを扇情的に語る女優が出てきてもイイ頃じゃないのかなぁなどと思ってみたり……。菊池凛子あたりとか、ね!




Stanley

主婦のさちこ

1974年生まれの主婦。4歳のときから「うつ伏せオナニー」をしているうつオナ歴20年のベテラン。 最近は玩具を使う大人のオナニー方法にも興味を持ち始め、女の快楽を追求する日々を過ごす。「オナニーは悪いこと」と教わった思春期の苦い経験を払拭するために 「女の自慰論」を運営中。


TAGS: 恋愛とセックス - 性教育


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