ラブリーポップ公式マガジン

More Onanism!

女性の性欲、オナニーに飽き足らず、子供の性教育、女性ホルモンや子宮など「女性のからだ」に目を向けたコラム。 連載期間:2008年〜2009年

私が学生の頃に受けた「性教育」では「避妊、避妊、避妊!」だけは耳にタコができるくらい、よく教えて頂いた。だから、「コンドームの大切さ」や「中絶の怖さ」なんかは脳内にしっかりインプットされている。でも、学校の性教育って「避妊」や「中絶」のことばかりで性に対してどちらかというとネガティブなことばっかり詰め込まされた気がする。 大学時代の話なのだが、私はときどき不正出血をすることがあって、産婦人科へ行く前に保健室に駆け込んだ。「不正出血があるんですけど、子宮ガンの可能性はありませんか?」と、先生に聞いたところ、以下のようなやりとりが……。

先生「最近、セックスはしましたか?」

私 「はい、、、一週間前くらいに」

先生「避妊はしてる?」

私 「基本してますが、ときどきしないこともあります」

先生「そう、先生はね、子宮ガンよりもあなたが妊娠しちゃうことのほうが心配。きちんと避妊しましょうね!」

私 「はぁ……。(まぁ、ときどき生でしていたので何とも言えない)」

保健室へはからだの異常を訴えに行ったのだが、「避妊」の心配をされてしまって、なんだかなぁと思った経験がある。「避妊」を教えてくれるのはもちろんイイんだけれど、「避妊、避妊!」と頭ごなしに言う前に、そのワンステップ前の「女の性欲について」お話できる大人がいてもよかったんじゃないかって思う。

ところが、「女の性欲」については最近ちょっとススんだのかも? と思わせる小学5年〜中学生向けのサイトを発見!

ロリエからだのノート『おとなになるということ』(http://www.kao.co.jp/laurier/karada/

特に、「エッチな気持ちって?」というエントリーは女の子の本音が見られておもしろ。 ●私は、5年生のときたまたま、エッチなマンガを見てしまいました。それから、エッチなことが気になりだして。「セックス」とかきくと、ドキドキするんです。私ってヤバイ。(うさぎ 小学校6年生)●友だちの胸を見ると、自分より大きくてさわりたくなるときがあります。そんな私って、変ですか?(未来 中学校1年生)

コレ見ると、女子って小学5年生や6年生でフツーに「エッチな気持ち」になることがわかる。そ〜だよなぁ、私も4歳のときはもうオナニーしていたし。でも、「エッチな気分になるあたしってヘン?」と思っている子が多く、どこかで引け目を感じてるっぽい……。性教育のなかではこういうこともきちんとケアしてあげればイイと思う! 『おとなになるということ』では「女の子がエッチな気分になるのはちっともへんなことじゃないのよ」と回答していて、この一言で多くの小学生女子が「ほっ」としたんじゃないかなぁ。もっと欲を言えば小学生女子のオナニー率なんかもアンケートをとって欲しい(って、欲張りすぎか)。でも、『おとなになるということ』のような思春期の児童向けサイトのなかで「女子のオナニー」について触れることはもはやタブーではなくなりそうな予感もしている。




Stanley

主婦のさちこ

1974年生まれの主婦。4歳のときから「うつ伏せオナニー」をしているうつオナ歴20年のベテラン。 最近は玩具を使う大人のオナニー方法にも興味を持ち始め、女の快楽を追求する日々を過ごす。「オナニーは悪いこと」と教わった思春期の苦い経験を払拭するために 「女の自慰論」を運営中。


TAGS: 恋愛とセックス - 性教育


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