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女性の性欲、オナニーに飽き足らず、子供の性教育、女性ホルモンや子宮など「女性のからだ」に目を向けたコラム。 連載期間:2008年~2009年

「めちんちん」のゆくえ

このたび、「女性の性欲、オナニーに飽き足らず、子供の性教育、女性ホルモンや子宮など「女性のからだ」に目を向けたコラム。」というちょっと硬派(?)なテーマでコラムを担当させていただきます、主婦のさちこと申します。長いお付き合のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、みなさんは「めちんちん」という言葉をご存知でしょうか? 「めちんちん」、漢字では「雌珍々」と書きますが、それはずばりマンコのことです。おちんちんの対義語として1990年代に児童向けの性教育で用いられるべく誕生しましたが定着はしなかったようです。そもそも、「めちんちん(雌珍々)」という言葉の響きに「マンコに対して失礼!」という印象を受けてしまうのは私だけでしょうか。マンコは飽くまでもマンコとして存在するのであって、ちんちんではありませんからね! まだ、「おまんまん」のほうがマシな気がします。


この「めちんちん」は埼玉教育委員会が発明したという説がありますが、ほかにも教育現場で誕生したものの、みんなに呼ばれることなく忘れ去られたマンコの愛称はたくさんあります。たとえば、ワレメちゃん(『愛と性の医学』(主婦と生活社)1974年発行に女性性器の愛称として最近登場したものと記されている)。これは現在でもかわいい表現として使用されていますね。マンコの特徴をきちんと表現しているし、そして何よりもワレメちゃんという表現には愛を感じます。「めちんちん」よりは使いやすいのではないでしょうか。その他、「おてんてん」「おぱんぽん」「おまぽこ」「おちょんちょん」などの愛称も誕生しましたが、マンコのために大人たちが一生懸命に苦労してひねり出したのがよくわかります。でも、「あそこ」や「オシッコが出るところ」など、まるでマンコの存在を無視するかのような言い回ししかできない親のことを考慮して、マンコの愛称を推進する運動をした姿勢はご立派です。


このように、昔からおちんちんよりも気恥ずかしいものとして存在し、だけれど、誰もが気になって気になって仕方がないマンコ……。よく考えてみると、自分のちんこのことを「オレの息子」とか「ジュニア」と呼ぶ男性はいるけれど、「アタシの娘」と呼ぶ女性はいません。


これは自分自身にも言えることですが、マンコを自分の娘のように可愛がってあげることって大切なことですよね。「恥ずかしいから……」とマンコを放っておいたら性病になっているのに気がつけなかったり、女性特有の病気の発見が遅れたり……。また、マンコが快感を欲していたらセックスやオナニーできちんと気持ちよくしてあげたいものです。女性がイク瞬間って血液やリンパの流れがよくなるので美容にも良いみたいですしね。 みなさんも、もっとマンコに耳を傾けてみませんか? もしかしたら、意外な発見があるかもしれませんよ!




Stanley

主婦のさちこ

1974年生まれの主婦。4歳のときから「うつ伏せオナニー」をしているうつオナ歴20年のベテラン。 最近は玩具を使う大人のオナニー方法にも興味を持ち始め、女の快楽を追求する日々を過ごす。「オナニーは悪いこと」と教わった思春期の苦い経験を払拭するために 「女の自慰論」を運営中。


TAGS: 恋愛とセックス - 性教育


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