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More Onanism!

女性の性欲、オナニーに飽き足らず、子供の性教育、女性ホルモンや子宮など「女性のからだ」に目を向けたコラム。 連載期間:2008年~2009年

明るいオナニー教育

1年間「女性のオナニー」についてあれこれ書かせてもらったが、この1年で女 のオナニー市場もずいぶん明るくなったんじゃないかなぁ(単に自分が女のオナ ニーにアンテナを張っていたせいもあるだろうけれど)。昨年、コラム1回目を 書いた頃は「やっぱ、女のオナニーってなんだかんだ言ってネガティブ……」な どと感じていて、「女だって男と同じようにオナニーする!全然タブーじゃない !」とちょっと張り切りスタンスの私だったが現在となってはそんな風に頑張る 必要もない。それくらいに自然なことになったのだ。女に性欲あるのはあたりま え、女のほうからセックスを誘うことだってある、ムラムラしたらオナニーだっ て普通にする。淫乱とかそういうんじゃなく、あくまでも普通のこととして。やっぱり「性」を語る女性の存在やananの「セックス特集」の功績は大きい。


また、女性のオナニーに飽き足らず女性ホルモンや子宮など、「女のからだ」に目を向けた1年にもなった。そうすることで、今まで忘れていたメスの本能みたいなものも取り戻せたような気もする。コラムを書き始めた頃はなかなか妊娠しない自分のからだにものすごいコンプレックスを抱いた時期とも重なった。何かに焦りながらサプリメントや漢方に頼ったり、病院へ駆け込んだりしているのに成果が出ない……。でも、ゆっくりじっくり自分の子宮に目を向ける生活をしていたら、あるとき、ひょっこり妊娠していた。妊娠してからは今までよりも自分は子宮に支配されているんだなぁと思うことが多くなった。まず、本を読んだり・文章を書いたりという知的活動が苦痛になってしまった。あれだけ大好きだったインターネットの閲覧さえも苦痛……。この変化には驚いた。それがいいのか悪いのかはわからないがその代わり食欲と睡眠欲がものすごく出た。まさに、動物的本能を取り戻した1年。


そして、どういう因果関係からか… …、つい先日、区の「母親教室」に出席した ときに床オナをする女の子に出会ってしまった。あんな健全な場所で! 女の子 は2歳。その子のお母さんは気づいてなかった(それとも、敢えて知らんぷり? )。女の子は顔を紅潮させながら一生懸命床に擦りつけていた(笑)。なんだか 、ものすごくナマっぽかった。小さい頃の私もあんな風だったのだろうか、まわりの大人を恥ずかしい気持ちにさせていたんだろうと恥ずかしくなった。


私のお腹の子もどうやら「女の子」らしい。たぶん、いや、きっと小さいうちに オナニーを覚えるにちがいない。うつオナ・床オナ・擦りつけオナ・登り棒オナ ・角オナ、もう、なんでもど~んと来いってカンジだ。だけど、せめて「人前でしないように」「不潔な手で触らないように」と注意するくらいで、オナニーに 罪悪感を持ってしまうような叱り方だけはしたくはないと思った。


それでは長いあいだご愛読ありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう! 




Stanley

主婦のさちこ

1974年生まれの主婦。4歳のときから「うつ伏せオナニー」をしているうつオナ歴20年のベテラン。 最近は玩具を使う大人のオナニー方法にも興味を持ち始め、女の快楽を追求する日々を過ごす。「オナニーは悪いこと」と教わった思春期の苦い経験を払拭するために 「女の自慰論」を運営中。


TAGS: 恋愛とセックス - 性教育


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