ラブリーポップ公式マガジン

Midnight Talk

恋愛、結婚、セックス。そして不倫からセクシャリティに至るまで。男女関係・セックス・性について書き綴るコラム。

イケナイ女

「成人女性の5人に1人くらいしかオーガズムを感じたことがない」
と女性誌なんかにも時々掲載されて、多くの男性は
「あれってFake(イッたフリ)だったの!!」 と驚 かされることが多い、、。


なかなか改善されないのは、男性の(大人になりきれず、
されることを求めたがる)問題もあるけれど、
この20年くらいの間に大きく女性の体型を含む体質まで変わってきたことも
関係がある、と私は思っている。
原因は環境ホルモンから食生活までいろいろ考えられるけど、
そのあたりは専門家に譲るとして、
ひとりの女性として「天にも昇るようなオーガズムを感じてみたい!」
と言う「夢想」は、漠としていても時々現れて尽きることがない。


「バーマン 姉妹のWOMEN ONLY」(小学館:監修 大川玲子)と言う
一般向けに書かれた医学の本には、
女性の性感などの開発に適した年齢は20代後半、と書いてある下りがある。
もっと早くから感じている方がいいに決まってるのだけど、
相当数の女性は「オーガズムって何?」って思いながら、
30代を迎える中で、この本の希望は30過ぎても
充分開発の余地があるってことを意味している点だ。


ここでのポイントは、目的 に近づくためには
目的を否定しなくてはならない点だ。
解りやすい例で言えば、セックスレスに悩むカップルに対して
カウンセラーがまず最初に行うのは
「私が許可するまでセックスはしないで下さい」と言うこと。
これを言われることによってカップルは、
その目的の重圧から解放される。
それと同じように「イカなくてもいいじゃん!」 って言う気持ちが重要になる。


「きっかけ」を掴めると楽にイケるようになる。
そのきっかけは人によって千差万別で、統一されたものは存在しない、
と思って良い。もちろん、自己開発(?)するときは、小道具として
「おとなのおもちゃ」もかなり有効で、
それによってセックスで感じなくなると言うことは一切ないので、
大いに試してみると良いと思う。


6年くらい前になるだろうか、、
当時、23才で男性経験も豊富、でもオーガズムなど感じたことがない、
とても礼儀正しく、父子家庭で 育ってとてもしっかり者。
それがあだになって、取り巻く男性は全て甘えん坊と来ている、 、
そんな女性と私が、初めてベッドを共にさせていただいたときに、
やっ ぱり肝心なところでイケない、、、
。いろいろ試したあげく、座位で向かい合ってる とき、
ふとした思いつきで、耳元でやさしく「こっちにおいで、だっこしてあげる」
と言った直後にのけぞって、大声を上げて、そのまま昇りつめてしまった、、。
賢明 な読者には、イケた理由はお分かりだと思う。


それから1ヶ月後「彼氏ともイケました!」とお礼の連絡があって以来、
今日まで音信不通です。きっかけはなんでもいいのかも知れない、、。(苦笑)




Stanley

工藤忍

Club Deep Blue」主宰。 愛しい人のSexyな生き方 。3,000人を超える女性との出会いを通じ、経験や見聞きしたこ とをベースに、様なSexualityに触れながら、恋愛道を語る。


TAGS: 恋愛とセックス


TOP

© Copyrights Stanley. All Rights Reserved

Created with Stanley template by TemplateMag