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昔、女友達と理想の男についての話しになった。
「かおるさん、どんな男が理想?」
「え?ロッキーみたいな男」
一同、ドン引き。なんで?なんで?
だってロッキーって頼りがいがあって素敵
。どんなに殴られても、起き上がってくるあのファイトぶり。
それは理想の男のマストな条件。
力では絶対に負けていたであろうという試合も、
ロッキーは粘り強さと忍耐でアポロに勝ってしまうのだ。
試合後に叫ぶ「エイドリア〜ン」は皆の心に残っているよね。
あれぞ、ドラマの最後にふさわしいセリフだよね?だよね?
その叫びを「かおるぅうう」に変えて欲しいと何度願ったことか。
女が元気で男がどうも元気の無さげなこの時代に 、
ロッキーの復活は、女達の希望でもあるのだ。
それにロッキーはとっても素直。
ロッキー2でロッキーはこう語る。
「もう殴られるのは嫌だ。痛いから」
(確かそのような意味あいの言葉だったと思うわ)
そうさ、誰もが痛くて、恐いのは嫌なのさ。
それでもロッキーは闘う。対戦相手ではなく自分の弱さと。
家族の為にファイトマネーが必要だから。
ロッキーはエイドリアンを素敵なラウンジに連れていったわけでもなく、
アーバンな言葉で口説いたわけでもなく、
美しいジュエリーを買い与えたわけでもなく、
ただ、ただ、ぶさまに殴られた顔を見せただけ。
まぁ!なんと男らしいのでしょう。そこに存在するのは崇高な男らしさのみ。
知性や教養なんてない(かもしれない?!)
ロッキーには崇高な精神が存在したのだ。
単純、ダサい、泥臭い、お約束のストーリー、何を言われてもいいわ。
あたしは、
イタリアの種馬・ロッキーみたいな男を求めているの。
ちゃらちゃらと語るよりも、黙って生き様を見せて欲しいものだ。
あなたたちは変わった。
俺も変わった。
人はみんな変われるんだ。
ロッキー・バルボア
著書・「ちつトレ」「ちつトレ2」 「いつまでもメイクラブする方法」 「大人のラブトレ」他。1999年「ラブリーポップ」起業。現在は経営から退き、男女関係、セックス、女性の生き方について著作を次々と発表。 心理セラピストの資格も持つ。
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