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「体だけなの?あたしがもし明日ジャンアント馬場の体になちゃったら、もう愛してくれないの?」
「俺は今の女の体をしたかおるちゃんを好きになったから、 朝起きてかおるちゃんの体がジャイアント馬場になったら、今と同じ気持ちで愛することは出来ないよ」
男の答えにあたしはショックを受けて 寝る前に何度も同じ質問を男にした。最後は決まって喧嘩になり 「あなたはアタシを本当には愛してない」
そう言って泣き喚いて男を困らせた。 そのくせ、男があたしを求めなくなったら 怒りまくり「もうあたしを女としてみれないのね」 そう言っては男を困らせた。
かれこれ10年前の話し。
あの頃のあたし完全に“何か”にとらわれていた。心の伴わないセックスは罪悪であるとか、
体だけの愛は存在しないとか、精神的な繋がりとは何か?と問われたら答えられないくせに、
漠然とした精神的な愛を欲しがり、 そして女として求められることをも欲していた。
今もしあの頃のあたしと話せるなら 伝えたいことがある。 「好きな男とセックスして気持ちがイイなら、
それでいいじゃない。 体だけかもしれないけれど。好きな男に求められる女であるという事実を
認めたら楽になれるはず。そもそもあなたは<本当に愛する>って 何かを知っているの? アナタは彼を本当に愛しているの?明日死ぬかもしれないから、
好きな男との最後のセックスを、 貪欲に楽しんでみたら?」
“あたしは性のはけ口なの?”と葛藤していた10年前のあたしに言ってあげたい。
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