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満員電車にぎゅうぎゅうに押し込められ、 あたし達は抱き合う形で向き合っている。
男の片方の手はあたしの腰にまわしながら、 もう片方の手は腰とスカートの間に、ゆっくりと入ってきた。
男を見上げると、いじわるそうに笑っている。
その手があたしの大切な部分に到着した時、 あたしはガマンできなくなって男の腕にしがみつく。
電車に乗っている皆が知っているんじゃないか? そんな興奮と恥ずかしさで声がでそうになる。
男は優しく顔をかがめ、あたしの耳元でささやく。 「かおるちゃんの恥ずかしそうな顔が見れて、嬉しいよ。」
男は仕事場に向かう為、次の駅で電車を降りた。 あたしは彼から開放されて1人電車に残る。
恥ずかしさと寂しさと愛おしさが入り混じった 変な気分だった。
家に着いて、昼頃に彼から電話があった。 「仕事をしながら、何だか匂いがすると思って、
指を嗅いでみたら、かおるちゃんの匂いだったよ。 今日は手を洗わないで仕事をするよ。」
あたしは何だか嬉しくなって、 すぐに彼に会いたくなった。 あたしの匂いはアナタを喜ばせる事ができるのね。
大切なことを教えてくれたJとの素敵な恋の思い出。
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