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「生理が二回くるようになっちゃった」
3年も暮らした男にそう言ってみた。
男はあたしの方を振り返らず、ひげを剃っている。
「病院に行った方がいいかな?」
男はあたしの方を振り返りもせずひげを剃りつづけ
面倒くさそうに「行った方がいいんじゃない」そう言った。
生理が2回くるようになったのは
体自体が彼にメッセージを送っていたからだと思う
あたしが彼を試した最後の行為。
「かおるちゃん、大丈夫? 俺が車で病院まで連れってってあげようか?」
そう彼に言って欲しかった。
心の中で狂おしいほどに彼からの愛を求めていた。
あたしは「そうだね行ってくるね」
そう言って男と暮らしている一緒の部屋のトイレで声を押し殺して泣いた。
そして次の日に家出を決意した。
家を出て「離婚したい」と言ったあたしの事を
彼は周りの皆に「突然だった」と言っていたらしい。
あたしは何度も彼にメッセージを出していたのに・・・・・・
彼はもしかしたら俺達は何があっても別れることは無い、
と思っていたのかもしれない。
もしかしたらあたしがメッセージの出し方を間違えていたのかもしれない。
正直に「狂おしいほどにあなたから愛を求めている」
そう言えばよかったのかもしれない。
今でもあの時どうすれば彼からの愛が貰えたかわからないけど、
一つわかるのは彼を試したのは、彼を愛していて、
彼から愛が欲しかったから。 ただそれだけ。
あなたに愛を求めた遠い切ない記憶。
著書・「ちつトレ」「ちつトレ2」 「いつまでもメイクラブする方法」 「大人のラブトレ」他。1999年「ラブリーポップ」起業。現在は経営から退き、男女関係、セックス、女性の生き方について著作を次々と発表。 心理セラピストの資格も持つ。
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