
第22回 結局、性欲な?男と女
男と女がくっつく理由は意外とシンプルかなと思う。
理由のひとつはエネルギーのやりとり。
男性が金とか権力とか獲物とかという形で与え、女性は受け取る。
女性は世話や巣作りや励ましや感謝や愛情など、
様々に形を変えて与え返す。
与える形は異なるが、関係がうまくいっていればエネルギーの授受は続く。
関係が悪くなると、「あんな女に一円たりともやるのは惜しく」なり、
「あんな男のメシを作るのもパンツを洗うのも声を聞くのもイヤに」なる。
お互いに感じる収支のバランスが
合うか合わないかが、関係継続のポイントだろう。
もうひとつの理由は性欲。こちらの理由のほうが大半。
上記のエネルギー理論を裏切る、
すなわち収支が合わない関係では、性欲に因る。
たとえば不倫関係。様々なリスクがあり、失うものも大きい。
「イケナイ」とわかりつつ、つい関係に陥り、継続しがちである。
なぜか。不倫の原動力は性欲と考えると辻褄が合う。
ケミストリーが惹きあっているというわけ。
不倫のセックスレスって聞いたことないし。
「不倫は性欲の解消場」と断言しちゃって良いんじゃないかしら。
もちろん対外的には「好きだから」という理由にしておくのはかまわない。
でも観念して「性欲に翻弄されているぅ〜」と認めてしまったほうが楽になる。
「プラトニックラブだってある(古〜っ。昨今聞きませんね)」
「初恋は性欲とは違うんじゃない?」という意見も、きっとあるでしょう。
しかし、この性欲が性欲として満たされない状況にある恋心は
(学童期、思春期を含め)、性欲の変形バージョンでもある。
満たされないから変形するしかない。
「あの人が通るところを通って帰ろう」
「一目、会いたいな〜」
「目があった!」
までは、まだ性欲とは自覚しにくいかも。
「手を触れたい」
「一緒にいたい」
「デート」を空想した時点で既にズバリ性欲である。
「一緒にいたい」「触れたい」から性欲は既に始まっている。
もちろん、「好きだから」、一緒にいたいし、触れたい。
つまり、「好き」「愛している」の感情の向こうに
性欲という本能は常にほの見えている。
それが自然。それが恋愛。それを願わない恋心はない。
だからどの恋も全く性欲レスなはずはない。
やっぱり男と女がくっつく理由は性欲だ。
別にいいんです、それで。
え〜と、この話、オチはありません。
ところで、男性の直接的性欲と比べて、
女性の性欲変形バージョンは多様性に富んでいるように思う。
ジャニーズのテレビ番組だったり、男性上司のほめ言葉だったり、
ちょっと気になる同僚と一緒に居酒屋で一杯だったり。
性欲と結びつくとは思われない、カワイイ出来事で
けっこう性欲は満たされちゃう。
女って便利だわ〜。

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