第18回 乗り物に搭載されている、プログラムの話

おかげさまで、(乗り乗り!)たましいシリーズ第二弾。

たましいには、きっと初めから、「これを乗り越えなさいよ〜」っていう、決まった‘課題的概念’がプログラミングされているんじゃないかな、と思う。長年精神科医療をやっていると、そう思えて仕方ない。だって、たどりつくその概念は、みんな、ほとんど同じなんだもの。

お互いに相談したわけでもないのに。程度の差はあれ、そろって同じことを言う。その概念を乗り越えられた後、その方のお人柄は、ひとまわり大きく成長されて見違えるようになることがある。そんなこともあり「人類の乗り越え課題なのかな〜」なんて、大風呂敷な想像をしちゃいます。

精神科を訪れる患者さんだけではなくて、実は、この世にあふれる、ニュース、映画、小説、テレビドラマ、友人知人の話等々、あちこち、いたるところに、その概念はあふれているのが見てとれる。そうそう、きっとあなたにも。

さてさて、その概念とは、‘罪悪感’と‘微小感’。みんなのお得意スタイルと言ってもいい。苦境の際、多くの人が陥いる。わかっていてさえも。普段からどっぷり浸かりっぱなしの人は、ちょっと苦しそう。

‘罪悪感’なんて言うと堅苦しいけれど、くだけて言えば、「みんなに悪いわ、申し訳なくて・・・」「彼が怒っているのは、私のせいね」「あ〜失敗した!私ってなんてダメなやつ、ばかばか!」など。こういう方って、たくさんいるでしょう。これが極まると、「自分に罪がある」すなわち罪悪感になっていく。

‘罪悪感’の変形バージョンもある。責める矛先を自分以外のものに向ける。他者に責任転嫁して、攻撃するバージョン。たとえば「家族、他人、学校、社会のせい」「アンタのせいよ!」というように。

もうひとつの概念は、‘微小感’。

「私ってホントにダメなのよ」、派生して「好かれない、嫌われている(ダメなので)」等。この‘微小感’の変形バージョンは、行動を律するバージョン優等生やいい子を演じたり、常にヒーローや救世主になろうと振る舞う。「自分はダメだ」の気持ちを払拭するため、が隠れた目的になっている。ヒーローや救世主だなんて、大げさに感じるかもしれない。

でも、古くはスーパーマンやウルトラマン、バットマンやスパイダーマンにいたるまで、ヒーローへの人気の高さを見れば、おのずとわかるでしょう。それに、お父さんやお母さんや先生から、良い子と思われ続けている、そこのアナタも、よ〜。

さて、この二つの概念にむしばまれていると、セックスしたいと所望される人にはならないような気がする。

「彼(女)がイカなかったのは私(オレ)のせい・・・」「どうせ私(オレ)なんて魅力がない、ダメ」なんて言う、女や男と、寝たくない・・・と思いませんか?

だ・か・ら〜、健全なセックスをして健全にイクには、健全な心が大切なんだってば!!


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