第3回「オナニーにまつわるタブー 」

ラブリーポップでも推奨しているセルフプレジャー。 今回はオナニーにまつわるタブーについてです。

性に対して開放的な風潮にある現代日本においても、 女性のオナニーはなかなかあけすけに語れないですよね。 わたしはオープンに話すのが好きなんですが、 それでも話せる友人は限られています。 でも、少し前までは男性・女性関係なく、 オナニーは厳しく禁止されていたんです。

キリスト教圏の社会では、 生殖を目的としないマスターベーションは、 背徳であると厳しく禁止されていました。 特に厳格なプロテスタントの国であるアメリカでは、 射精は「浪費」と呼ばれていたんです。

浪費ってすごいですよね(笑)

キリスト教の教えでは、 性的な快楽を感じることは 神様を冒涜することであって、 とにかく性的快楽は 宗教的に完全にタブーだったんですね。 辛い教えだわ…

1712年にロンドンで 作者不詳の『オナニア』という本が出版されました。 この本ではオナニーは、 単に宗教的に罪深い行為というだけでなく、 医学的に見て 人体に悪影響を及ぼすものとされています。 この本は爆発的にヒットし、 その後こうしたオナニーを批判する書物が 一気に増えました。

でも実はこの本は、著者が独占販売権を握る オナニー治療に効果的な 薬の購入を呼びかけていることから、 金儲けが目的だったと言われています。

そんな商業的な目的から、 かわいそうな少年たちは 自分の欲求を晴らすことができず、 してしまったら罪悪感に苛まれる羽目に… オナニーは身体を消耗させ、 狂気や盲目を引き起こす 病気だと捉えられました。

また、本来保存されるべき精液を浪費すると、 勝手に精液が体外へと漏れだす 精液漏という病気が捏造され、 あまりオナニーにふけると この精液漏にかかると考えられていたのです。

こんな病気をでっちあげたのは医者たちでした。 科学や医療の知識が 人々の間に広まっていなかった時代ですから、 医者に言われたら信じてしまいますよね。 そうした人体への悪影響については、 今ではまったく医学的な根拠が ないことがわかっています。 オナニーから遠ざけるために病気を作り上げて、 恐怖で人々の欲望を押さえつける… いや〜〜怖いですね。 わたしなんてこんな制限がある時代だったら 死んでしまう(笑)

性科学の分野が発展し、 そうした言説が迷信だと わかっている現代においても、 いまだにオナニー罪悪感視は残っています。 オナニーは罪だと、 そうとらえる文化があることは確かです。 でもそれは絶対的なものではありません。 私たちを取り巻く社会は常に変化し、 性に対する迷信や思い込みは、 やっと少しずつなくなってきているんです。 せっかくそうした風潮の中にあるのですから、 私たちは自分の中の欲求を素直に認めてあげて、 楽しんだ方が、断然おトクなんじゃないかな、と。

自分の性や自分の身体は、自分だけのもの。

世間の目や社会のあれこれに縛られずに、 自分のことを大事にしてあげたいですよね。


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