Vol.4 遊び人の彼はいつか落ち着いたり、変わったりするものなのでしょうか?
相談者 = ゆう

こんにちは、始めまして。私は21歳の大学生です。ブログを拝見して、恋愛とセックスは別ものということに共感して相談させてもらいたいと思いました。現在付き合っている相手はいませんが、同じバイト先の年下の男の子とちょっとした関係があります。色々な話をしたり、時には泊まりにいって肉体関係もあります。けれど、彼はフラフラしていて自称遊び人。今までは他に遊んでいる女はいないと言っていたのが、「ゆうに嘘ついてるのが窒息しそうなくらい苦しい。」と言われ、他にもたくさん周りに女がいると打ち明けられました。彼にとって女はみんな平等。でも、きちんとした話をしたり、深い精神的な部分まで話してるのは自分だけだと言われました。「今はまだ、ゆうのことそんなにすきではない。けど、本当に大事にはしたいって思ってるし、いなくなったら困る。」今は遊びたい、一人に落ち着きたくない。そう言われました。

そして、これが無理で他にいい男がいるなら、そっちにいったほうが絶対幸せになれるとも言われています。自分では、どうしたらいいのか本当にわかりません。いつか落ち着いたり、変わったりするものなのでしょうか?私自身、恋愛とセックスは全く無関係とまでは思わないけど、必ずしも直結してるわけではないと思っています。もし、他の誰でも代わりがいる存在ならば、私は必要ない。けれども、そうではないなら、一緒にいれたらとさえ思います。長くなりすみません。男の人(子?)の気持ちとはどのようなものなのか教えてください。



コーチ・工藤忍のお答え
私も自称「遊び人」で、確かにフラフラと神出鬼没です。ただ、その場限りの刹那な慰安のための出鱈目なことを言う人が遊び人ではありません。今後の関係が続くにしても一期一会でも、触れた相手が若干でも幸せを感じて、出会ったことを良かったと相手が思えることが、遊び人の基本だと思います。

 その基本を実際の行動にブレークダウンしていく必要があります。その全てについて、書き始めると本が書けてしまう勢いなのでここでは書きませんが、遊びと言う元々の意味が「隙間」であり、遊び人の社会的ミッションがその隙間を埋めることであるならば、社会をまた一方の見方から捉えることと同義であり、「私は遊び人ではない」と言う人にも共感が得られるところが多々あります。

 さて、ゆうさんの具体的なお悩みにお答えする前に、ゆうさんの文章に従って、年下くんの行動や言動を検証してみましょう。

 >「今までは他に遊んでいる女はいないと言っていたのが、『ゆうに嘘ついてるのが窒息しそうなくらい苦しい。』と言われ」

 この部分だけで、彼が遊び人ではないことがわかります。最初に「遊んでない」と言うなら、徹頭徹尾「遊んでない」と言って通すべきです。彼が、ゆうさんに対して正直にあろうとするのは、ゆうさんのことを思って言ったわけではなく、彼自身が救われたいだけです。自分の欲求のために嘘を言い、自分が救われたいために何でもゲロするタイプです。

 >「今は遊びたい、一人に落ち着きたくない。」

 この部分は、ホンネだと思います。彼は、この言葉を伝えたいがために、前後の多少分裂気味な話し---「女は平等と言いながら、ゆうさんは特別」「いなくなったら困ると言いながら、いい人がいたらそっちに行け」---があり、それがゆうさんを混乱させてます。二律背反することを同時に言うのが、このタイプの特徴です。  >「いつか落ち着いたり、変わったりするものなのでしょうか?」  本人が、自ら変わりたいと思わない限り、変わることはありません。ゆうさんがそう思わせることは、ほぼ不可能です。彼自身が、躓いたときに気づくかどうかが彼の分かれ道です。

 彼は基本的に「女の子」の気を引くのが得意なんだと思います、とてもレトロで簡単な方法で。

 ゆうさんのように「他の誰でも代わりがいる存在ならば、私は必要ない。けれども、そうではないなら、一緒にいれたらとさえ思います。」と考える女性は、まだ自己の同一性に欠ける「女の子」だと思うのです。ゆうさん自身の恋愛(?)も主体性がない、相手依存の傾向が見て取れます。そういう女性に対して、彼は、優しくしたり、素っ気なくしたり、背反する行動を同時にみせて気を引くのです。真っ当でないホストが、殴った後にとても優しくするのに似ています。「ホントは彼はとてもやさしいの」って言って、離れられなくなっている女性は多いです。  ところが、主体性をもって恋愛している「大人の女」は、この手のタイプの男性に引っかかることがありません。(すでに、1-2度失敗しているかも知れませんが、、)彼が、変わるチャンスがあるとしたら、そういう「大人の女」と恋愛して、こてんぱんにフラれて、何を学ぶかによると思います。

 今はもう「いい女」である人も、昔は、こんなタイプの男に引っかかって、振り回されて、人によっては貢いでみたりして、散々傷ついて学んで成長していくものです。ゆうさんも、ここで「毒を食らわば皿まで」と言う精神で、徹底的に付き合ってみる、って言うのもひとつの選択です。  ただ、元々「恋愛とセックスは全く無関係とまでは思わないけど、必ずしも直結してるわけではない」と冷静に考える土壌があるのであれば、何もマイナスの経験から苦労して学ぶより、プラスの経験からより高次へ向かった方がいいと思いますし、幸せ顔になると思います。(これって重要なんだよねぇ〜)

 彼は正直にしゃべって自分だけ楽になり、その葛藤をゆうさんに押しつけたこと自体が、遊び人として承伏できないところです。自戒も込めて、最後にそう書いておきます。


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