
第4回 「出産オーガズム」part1・現代出産事情
出産は大変だ、出産は痛くて怖そう・・・、そんなイメージがありますか?
今日は、何を書こうかな〜、と考えているうちに、イクイクなセックスくらい気持ちいいこと・・・、そうだ、出産!と思いついたので書いてみることにします。
私は、助産師です。今は、現場にはいないので、自分で直接赤ちゃんの出産に触れることはありませんが、教員として、看護師の卵の学生をつれて実習先の病院に行き、出産シーンに立ち会うことがあります。
また、自分自身も3人の子どもを産んだので、出産には格別な思いがあります。
数々のお産をみていると、出産という体験ほど人によって感じ方が異なるものはないのではないかと思うくらい、ひとりひとり違います。
「痛――――い!もうやめたーーーい!」と途中で叫んでパニックになる人。
おろおろする立ち会いの夫に「もう!ちゃんと、腰をさすってよ!」と怒りまくる人。
看護師や助産師に何も訴えず、ただひたすら辛抱する我慢の人、
お産の進行中ずっとお腹の赤ちゃんに話しかけながら、慈しみの中で感動的な出産をする人、などなど・・・。
また、結婚し、そのうち子どもができたから、夫婦をはじめ、みんなの喜びの中で赤ちゃんを迎える出産が普通と思われるかも知れませんが、最近では、様々な事情のもとで出産を迎える人がとても多いのです。
様々な事情というのは、例えば、今付き合っている人(出産に立ち会うパートナーの男性)とは違う男性の子どもを産む人。
付き合っている彼の子どもを身ごもり、出産までに別れてしまったので、自分ひとりだけで ひっそりと産む人。
何度も何度も、苦しい不妊治療を続けてやっと授かった赤ちゃんなので、あまりにも神経質になり、妊娠中から出産中まで、クレームに次ぐクレームを言い続ける人。
彼に逃げられたくないので、子どもを産んであげる女の座に固執するために子どもを産む人、などなど、事情や状況は様々です。
出産についての諸事情をちょっとまじめに書いてみましたが、こっからが真の部分。
今回、私が声を大にして提唱したいのは、「子を産むのは、気持ちがいいぞ〜!」ってことなのです。しかも、ただの、気持ちよさじゃないんだから。それは、もう、出産オーガズムとでも呼んでもいいぐらいエクスタシーなんですよ。例えるのは難しいけど、あえて例えるなら、鼻の毛穴にシールを貼り付けて、ぺりぺりってはがすやつがあるでしょう。黒いシールね、白もあるけど黒いのがいいなあ。それをゆっくりはがしていくと、根こそぎ奥の方の汚れもぜーんぶ、ごそっと取れる瞬間あるじゃない、わかるかしら。あの、気持ちよさが100倍になる感じ。わからないかな(笑)。じゃあ、何週間もたまっちゃってた硬い便が、ある日、宿便ごと一気に根こそぎ、ずぼっと出る瞬間、とでも言えばわかりやすい?わからないか・・・(あはは!)、これも100倍にしてもらいたい気持ちよさですね。
最近では、無痛分娩や希望帝王切開などを選ぶ人も多くなり、また、一方では
自然に帰れということで、昔ながらの出産法での自宅出産や、水中出産、フリースタイル出産などもあり選択肢が拡がりました。私は、個人的には赤ちゃんが無事に生まれて、 産む人も家族も素敵な体験ができるならば、何でもいいのではないかと思っています。 でも、根こそぎずぼっと感は、自然分娩の醍醐味ですから、可能ならば是非体験してみてほしいな、と思います。
では、来月は「出産オーガズム」part2でお会いしましょう。
愛と祝福をこめて、相咲依久子より

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