
VOl.12 私はラブリーポップに復帰した。
去年の7月2日。1日だけお休みをいただいて、私はラブリーポップに復帰した。
とにかく、去年の夏はめちゃくちゃ忙しくて、めちゃくちゃ暑くて、本当に死にそうだった。
ひとつは、イベントの準備。ふたつめは、某雑誌の反響が大きくて、通販の発送が数倍に増えたのだ。
右も左もわからない状態で、イベント準備の手伝いをして、慣れない発送作業に戸惑いながら、伝票を出したり、メールの処理をした。
女性向け「アダルトショップ」で働いているという自覚と、あの夏のうだるような猛暑は、私の心身を知らず知らずのうちに不安定にしていた。
なんて説明したらいいのかわからないけど、夢が叶ってしまった!という興奮・素晴らしい仕事をしている!という誇りと、友人知人の好奇な目線にとってもギャップを感じてしまって、頭がぐるぐるとした。猛暑にやられた私の体は、感情まで、いや〜なものに支配されてしまった。
「あれ?私がしている仕事ってそんなにヘンな仕事なの??」
気持ちを正してしゃきっと仕事に取り組みたいのに、夏の暑さはそれを許してくれない…そんな気分だった。
気温と発送の量が比例するように落ち着いてきて、同じように、体調の悪さと仕事に対する気持ちも解決していった。
暑さに強い私がいつまでたっても暑さに慣れず、体調が優れなかった。それにプラスして新しい環境に慣れずに、毎日が忙しくて、気分がハイになったり、落ち込んだりしていたのかも。
結局のところ、体調が悪いといや〜な感情に支配されてしまう、オナカがすくと機嫌が悪くなる。そうすると仕事でミスをする。
そういう仕組みがわかるようになって、ちょっとずつ(本当にちょっとずつだけど)仕事にも自信がついてきた。そんな風に仕事を覚えたり、時にはど忘れしながら、ようやく10ヶ月が過ぎました。
女性がアダルト業界で働くということは、気苦労が絶えないし、特殊な悩みがあることも確か。だけど、どんな仕事でもその仕事特有の悩みがあって、乗り越えられるかは、周りの支えと、自分の意思にかかっているんだなと思います。その点で、私はすごく恵まれているなと思います。
私を支えてくれている方と私の意志に関わってくれた方、このつたないコラムを読んでくださった方に感謝します。
私のこの仕事が世間に受け入れられるように、女性の性が世間に受け入れられるように、これからも楽しんでやっていきたいと思います。

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