第11回 生理周期とエストロゲン

女たるもの、自分の生理周期くらい熟知していて当然のはず。
好不調のバイオリズムは、生理周期の影響が大きいし、 わけもわからずからだに振り回されないために、 自分のリズムは 押さえておきたいものです。

とはいえ、毎朝基礎体温を測っている人は案外少なそうですね (だってめんどくさいもの)。

先日、20年来の友人が計画妊娠して、無事に出産しましたが、 彼女はすごいです。
それまで一度たりとも妊娠可能性の高いセックスをしたことがない (コンドーム完全着用)上に、排卵日に的を絞った 「妊娠するためのセックス」の3回目で見事的中。自然妊娠。 なんだか、“欲望”とは無縁な感じの性生活です。

かくいう私は、ピルを飲み始める前の何年か、 基礎体温をちゃんとつけていたにもかかわらず、 自堕落な生活の中、旺盛な性欲に振り回されて右往左往したものです。

つまり、いくら生理周期を知っていても、 欲望を上手にコントロールできるだけの理性がなければ、 結局からだに振り回されるというわけ。

とはいえ、理性で抑えきれない欲望って、やっぱり美味ではないですか。

それもそのはず、性欲を亢進させる女性ホルモンであるエストロゲンは、 排卵期にもっとも分泌が盛んなのだそう。 成熟した卵胞がエストロゲンを分泌し、それによって、 脳の視床下部が刺激されて排卵するという仕組みになっています。 「アタマが先か、カラダが先か」といえば、やはりカラダからなのです。

エストロゲンは、女性らしいからだを作るのにも大事なホルモンですが、 脳内ホルモンではなく卵巣から分泌されるのですね。 よく、「女は子宮でものを考える」と言われますが、正しくは「卵巣」。
恋をすると女性ホルモンが分泌されてお肌がつるつる、などとも言われますが、 “恋”という精神活動よりは、ダイレクトに“性欲”のほうが エストロゲンと関連ありそうです。

と、思っていたらば、『美ストーリー』という雑誌の2010年1月号で、 面白い実験をしていました。
タイトルは、「思い込みで女性ホルモンUP・ドキドキ体験で女はあがるか大実験」
イケメンダンサーとタンゴを踊ったり、イケメン整体を受けたり、 様々なドキドキシチュエーションの前後に、 実際にエストロゲンの数値を測ってます。 商業誌なので作為を感じなくもないですが、 男性との交流のほうが、子犬やピンク色といった刺激よりも ホルモンアップという結果になっていました。 恋をすると、閉経していたのに生理が来たというのも珍しくないそう。

やっぱり生理は、からだを知るバロメータとして大事なのですね。 次回は、もうひとつの女性ホルモン、プロゲステロンを取り上げてみます。


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