第9回 セロトニン神経活性法

こころの内側からじわりと感じる幸せ感。 それがあればイライラしたりウツウツしたりせず、 常に穏やかな心境でいられるでしょう。 そんな心の状態を、自力で作り出す方法を調べたら、

・ 早起きして朝の日の光を浴びる
・ 意識的にリズム運動を行う(三大リズム運動は歩行、呼吸、咀嚼)

このふたつが要となるようです。 詳しくは有田秀穂著『セロトニン「脳」活性法(大和書房)』にありますが、 とにかくセロトニン神経を活性化することで、脳の状態は飛躍的によくなるようです。

確かにわたし自身、完全夜型生活で、飲んだくれていたころがあるので、 その頃の精神状態と較べると、早起きやウォーキングを実践している いまは格段に落ち着いています。 ですから、実感としてわかります。 セロトニン神経が活性化されると、こころ穏やかで落ち着いた生活が送れます。 有田秀穂氏は、理想はお坊さん(禅僧)の生活とまで仰ってます。 お坊さん…

煩悩あっての人間なので、そこまで淡々としていて果たして幸せか、 という疑問も生まれますよね。 煩悩の限りを尽くした果てに、出家するように枯れていくのなら それはそれで幸せかもしれませんが、 まだまだ「恋愛やセックスでもっと気持ちよくなりたい!」と思っているところで それを、「捨て去れ」というのは酷かもしれない。

やっぱりドーパミン系のガツガツした悦びは捨てがたい。 要はバランスなのです。

こころの状態は、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンという 3種の脳内物質のバランスで決まるといいます。 人間の感情の基本である「快」はドーパミン、「不快」はノルアドレナリンの作用で、 その両方にブレーキをかけてこころを安定した状態に戻すのが セロトニン神経なのだそうです。

「快」も「不快」も人間らしさの表れなので、大いに感じるべきでしょう。 ただ、それをいつまでも引きずらないのが大事。 嫌なことからさくっと気持ちを切り替えたり、 何かに対して依存症にならないためには、 セロトニン神経を鍛えるといいわけです。


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