
第8回 幸せを感じる力を向上させる
“キモチイイ”と“幸せ”は同じでしょうか?
普通に考えると、大抵、気持ちいいときには幸せ感もついてきますね。
あったかいお風呂に浸かって「あ〜気持ちいい〜しあわせ〜」
マッサージやエステで「極楽極楽、あ〜しあわせ」
オーガズムに達した時も、「超キモチイイっ」
あれ?わたし別にしあわせじゃないかも?
私事で恐縮ですが、お仕事のセックスでイクことは
往々にしてあるのですが、そういうときは、しあわせというよりも、
けだるさとともに消耗したな、と思うことが多いです。
それは極端なケースにしても、セックスの気持ちよさが
幸せ感に繋がるときって、ただの肉体の快感ではなく、
相手との関係性が基盤にあるからこそではないでしょうか。
だから、いろんな男性とせっせと回数ばかり重ねるセックスをしても、
凄みは出るけど幸せオーラはでないわけで
(愛情に不安を抱きながら相手にしがみついたセックスも同じこと)。
そうすると、“キモチイイ”と“幸せ”は、
どうやら別の感覚らしいということになります。
わたしは、体調がよくてお天気もよくて、時間に追われていないときに、
ふと「ああ幸せ」と感じます。外からの特別な刺激は必要ありません。
なにも足さなくても、充分満たされているのです。
これはおそらく「セロトニン神経」の働きによるもの。
俗に“幸せホルモン”などと呼ばれるセロトニンですが、
働きとしては、自律神経のバランスを整えたり、痛みを和らげたりするそうです。
こころを安定させるとも言われます。
“キモチイイ”のが、アッパー系の快楽とすると、
セロトニン神経による幸せ感はダウナー系の気持ちよさと
言えるのかもしれません。ちなみに前者はおなじみの
脳内物質「ドーパミン」によって左右されます。
つまり、強烈なドーパミン系の快楽を追っかけるだけでは
幸せ感はついて来ないということです。
セロトニン神経は、ドーパミンの過剰な働きに対する
ブレーキの役割も果たしています。これがうまく働かないと、
依存症や、うつ傾向に陥ってしまいます。
セロトニン神経をちゃんと活性化させていれば、
「彼がいるから」、とか、「満たされたセックスをしているから」、
「物質的に恵まれているから」というような、
条件つきの幸せではなく、「ただここにあることの幸せ」を
感じられるんじゃないでしょうか。
ではどうすればセロトニン神経は活性化するのか?
次回はそれをご紹介します。

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