
第1回 からだにいいセックスしてますか?
かくいう私は、永らくお仕事としてのセックスが生業であるために、したいかしたくないか、気持ちいいかそうでもないか関係なく、むしろ不快であっても構わず日々是修行のようにこなしてきたわけです。そういう意味では、自然な欲求に背いている。
ただ、常にからだを意識することがあたりまえの環境は、自分の状態をよりよく知るのには効果的かもしれません(リスクは高いがコントロール次第)。
しかしやはり、望んだ相手との満たされる行為は、確かにからだにいいでしょう。セックスでキレイになるという一種の健康法もあ るほどだもの。ある種の感情を伴うセックス(オナニーでも得られると 思います)は、物理的な刺激だけじゃなく、もっと深く脳を揺さぶるのだ から、こころとからだの両方により大きな影響を及ぼすはず。
むやみやたらとヤリまくったって、別にキレイにはならないし気持ちよくもない。それは実感しちゃいるが、やっぱりセックスは好きだし、できれば肯定的に取り入れて生きたい。セックス相手の技術やお互いの関係性に依存しなくても、気持ちのいい、からだにとってプラスになるセックスはきっとある。そう考える私にとって、性を科学的に読み込むことは、けっこう重要なことです。
好きな男じゃなくてもぶっちゃけ気持ちいいときの、恋愛感情が絡まない快感の正体とか、あるバイオリズムでやってくる濡れのよしあしの原因とか、性欲と名づけられるのかもわからないようなモヤモヤの解消法とか、その気がなくても盛り上げられる自力での脳内物質分泌の技術とか。
からだの仕組みを知ることで、役立つことって多い。無知ゆえにセックスやオナニーに対して後ろ向きな人って案外いるんじゃないでしょうか。わからないものはちょっと恐いもの。
このコラムは、恋愛やセックスのときに分泌されるという脳内物質や性ホルモンを紹介しながら、からだに起きてることを科学的に理解して、よりよい快感を得るための手がかりにしちゃおう、というのが主な趣旨です。次回から、より具体的な例を挙げて検証していきますのでご期待あれ。

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