
第5回 『あなたは本気でイッたことがありますか?』
唐突ですみません。
皆さんにお聞きしたいのですが
「セックスの最中、一番萎えること 」ってなんですか?
私は「イッた?」「気持ちいい?」と連呼されることです。
一応、「うん、イッたよ。気持ちよかった♪」と答えてあげますが(上から目線)、
本心では「見てわからない? 演技だよ、全部」と醒めた気持ちでいっぱいです。
こういう経験をしている女性は結構多いと思うのですが……。
セックスにおいて、男性の行動パターンは大きくふたつに分けられます。
その1は「とにかく挿入」。
女性への愛撫は適当で、自分だけ気持ちよければいいというタイプ。
その2は「女性が気持ち良くなることで、自分も興奮する」タイプ。
極端な場合、女性の反応が良ければ射精しなくても満足する人もいます。
この際、タイプ1は論外とします。
意外と困るのが、タイプ2です。
女性だって気持ちいいセックスをしたいし、たくさん愛撫をしてもらいたいのが本音。
でも、そんなときに「イッた?」「気持ちいい?」と確認されたらがっかりですよね。
言われた瞬間、素に戻ってしまいますから。
そして、男性は誤解しているかもしれませんが、「気持ちいい」と「イク」のは必ずしも同じではないのです。
イカなくてもいい。
羊水のなかでたゆたうような、蕩ける時間を過ごしたい。
そんな女性の願いを叶えてくれるのが、アダム徳永氏の提唱する「スローセックス」です。
「スローセックス」とは、イク、イカせるといったことを超越したところで、愛と性エネルギーを交流させること……と説明されていますが、セックスで得られる充実感というのはこの言葉に尽きると思います。
ただ、そういう時間を過ごすには、男性側のテクニックが絶対条件となるわけです。
そこで今回オススメしたいのが『究極の快感スローSEX』です。
アダム徳永氏にカウンセリングを受け、テクニックを伝授された鈴木一徹さんが琴乃さんとセックスをします。
内容的にはそれだけなのですが、でも2時間、見入ってしまいました。
琴乃さんは潮を吹くこともなく、「イッちゃう〜」と絶叫することもありません。
一徹さんが変な言葉責めをすることもありません。
ただ、一徹さんの愛撫によって琴乃さんの体がゆっくり淫らな反応を示していく……その変化がとても綺麗なのです。
道具を使ったり、野外でセックスしたり(挙句に警察に捕まったり)、
レイプまがいの複数プレイが主流となったAVを見慣れた男性にとっては
物足りないかもしれません。 でも、女性が一度は体験してみたいセックスとは
こういうものなんじゃないでしょうか。
ただ、テクニシャン相手だったら誰とでもスローセックスの快感を得られる、
というほど女性は単純ではありません。
そこに必要なのは男性への思いだったり敬愛だったりするはず。
その点、一徹さんは容姿もよく品があって、好青年といっていいかと思います。
やっぱり女性がAVを見るときは、素敵な男性が出ていないと
感情移入できないですよね。
この作品は、女性がひとりで見て官能をかき立てるはもちろん、
彼氏(ご主人)と一緒に見て、「こんなセックスもあるんだよ。気持ちよさそうだね」
とスローセックスを啓蒙するのもいいかと思います。
イクことだけにこだわった野獣セックスも悪くないですが、
心と体を開放させるセックスはより高度な快感をもたらしてくれそうですよ。

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