第1回  私はアダルトビデオ、DVDが好きじゃない。

 エロが好きか、と問われれば、好きっス!と即答、さらには好きだということを証明するために意味不明の腕立て伏せをやってみせるぐらい、エロが好きだということをまず強調したい田中です。そんな私に、ラブリーポップさんから、「女性向けアダルトDVDにはどんな可能性があるか?」のお題で連載どうですかのお話がきました。特典として、ラブリーポップセレクトのアダルトDVDを資料として送ってくれるっていう。むひょう!まままマジすか!

むひょう、と条件反射で喜んだものの、ものすごく重要なことを思い出し、一転無表情に。なぜなら私はアダルトビデオ、DVDが好きじゃない。好きじゃない、なんて、断言できるほど、数多く見ているわけじゃないですが、その少ない何本かの鑑賞体験がなんだかなーみたいな気持ちしか残らず。そこに写っているセックスが、なんていうんでしょう、セックスしたくなくなるぐらい、自分にとっておもしろくない。

でも、でもですね、もしかしたら、たまたま見たやつがイマイチなだけで、世の中には、5秒見ただけで激濡れ、という幻のアダルトDVDがあるのかもしれない。一週間以内に5人に見せないと死んでしまうぐらいエロい、リングの貞子みたいなDVDもあるかもしれない。あと、私がアダルトDVDにココロを開いていないだけで、ひとたびそのヨロコビに目覚めたなら、めくるめくエロスの扉がひらくのかもしれない。

そんな気がしないでもない希望が実は確固としてあって、そのきっかけは、今年の夏にラブリーポップに遊びにいったときのこと。店長のかおるさんが、「田中さん、アダルトDVDを見てレビューを書かない?」と誘ってくれたのでした。その時も、大丈夫かなー、アダルトDVDを見て貧血で倒れたりとか、その反対で鼻血がとまらなくなったりとか、三年寿命がちぢまったりしたらどうしよう、と躊躇したのですが、「エロいものがとにかく見たい」との好奇心のほうが勝り、半日エロDVDを見まくりました。その時に見た作品は、さすがラブリーポップの選出作品、エロスピリットを刺激されて鼻息を荒くなったりしていました。とはいえ、やっぱり心の底からは楽しめない。

そうはいっても根はエロに飢えているので、くいいるように画面を見ていると、ん?私の背後に誰かが!か、かおるさん!?「ちょっとちょっと見せて〜★」かおるさん、忙しいのに、蝶が花を求めるように、エロDVDに吸い寄せられてる!しかたがないので、ヘッドフォンをはずして、かおるさんと鑑賞することに。そうしたら、あれ?俄然、作品がエロく見えはじめたよ!なぜかっていうと、隣でかおるさんがすっごい実況するから!「ほら、もう感じてるよ、このコ。エロいね〜、ヒクついてる!」「あーもう本気でイっちゃってるわ。表情がさっきと全然ちがうもんね!」た、確かに。さ、さすが。たじろぎながらも、目からウロコ。なんていうのか、こうやって見ればいいのか、というのを開発されている感じ。ああ、かおるさんの解説がついていると、注目するとこがすっごい広がって、女のコがすっごくエロく見えるんですー。「あー私本当にアダルトグッズのお店やってよかった!だってアダルトDVD見放題だもんね!」そ、そそ、そうすか。これがたぶん通や!ほんまもんのエロ好きやぁ〜!そういった意味でも勇気付けられました。

そんな感じで、アダルトDVDを勉強することにより、新しい快楽回路を開発したい私です。でも、多くの作品が、「なんだかイヤ」なのも事実。どこらへんがイヤなのかも、じっくり考えてみたいです。イヤなトコがわかれば、イヤな要素を取り除いた、見たいエロばかりの作品がわかるっていうもの。うお〜すげい楽しみだー。読者の皆さんも、オススメDVDなどあれば教えてくださいね。よろしくお願いします!

■今月のアダルトDVD

ラブリーポップ閉店後にかおるさんと見て盛り上がった件のDVD。非情な美人社長が実はマゾっていうエロファンタジー王道の設定です。クライマックスは部下によって椅子に縛られ攻められまくり。ココまで念入りにされたらそりゃ乱れるよなー、いいなーと思いました。


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