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結婚、妊娠、出産、子育てからセックスレス。そして夫に求めたら手を払いのけられたのをきっかけに不倫へ・・・。専業主婦のSAYAさんが送るセックスレス奮闘コラム。 連載期間:2005年〜2006年

夫の言い分、妻の言い分。

「セックスが終わった後、夫がすぐに背中を向けて眠るのがすごく淋しくて」そう訴える女性は多い。「私は夫の性欲処理の道具のような気がしてセックスをする気になれないんです」これは、セックスを拒否する女性からよく聞く言葉。旦那さんにセックスを拒否されている私には、『求められるだけでも羨ましいなぁ。』と思えてしまうけど、私もセックスの後、背中を向けられて寝られることは、何度も経験があるので、寂しい気持ちはよくわかる。

「拒否される理由がわからないんです。セックスの時、妻は感じて何度もイクんですよ。セックスそのものに不満があるとは思えないんですけど」とセックスを拒否される男性からよく耳にする。男性のセックスを求める気持ちと女性のセックスを求める気持ちには差があるのではないか?と少し前から感じていた。アダルトビデオの影響なのか、刺激的な行為をして、強い快楽を得るセックスを女性は求めているはずだと思っている男性も多くいるみたいだ、多くの女性は、セックスに刺激そのものでは無く、精神的な癒しのようなものを求めている人が多いように思う。特に、セックスを拒否している女性はその傾向があるのでは無いかな。

私自身、セックスは好きだけどセックスでイクことがなかなか出来ない。イクことがセックスをする目的だとは思っていない。セックスをすることで、互いに気持ちよくなりたいという気持ちは勿論あるけれども、相手の体温を感じることで、安心したいという気持ちの方が強い。もちろん、スポーツのように激しいセックスも好きだけど、大切な人とする行為は、刺激を求め合う行為よりも、ゆったりと互いの体温を確かめあい、癒しあうような行為をしたいな。

夫婦のセックスは、いい意味でも悪い意味でも、馴れ合った相手なので、刺激を求めあうような行為をすることは難しいと思う。馴れ合いでマンネリ化してしまい、ただ流れ作業のように、パターン化されたセックスをしている人も多いと思う。そんな行為そのものが、拒否をしている女性に、性欲処置の行為と感じさせているのでは無いかと思う。男性にとっては、性欲処理の為という意識は無いようで、そのことについて男性に聞いてみると、「性欲処理なら、風俗にいくよ」と、憤慨されるくらいなので、どうして拒否をされるのか理解できなくて当然。完全に男女の認識の差だと感じている。

不倫をして感じたことだけど、男性にとっては、自分の性的願望をぶつける刺激的な行為は、その場かぎりの相手とするものであり、性欲処理の為のセックスとして捉えている所があるように思う。それとは逆に、女性はパターン化して、省略化されたセックスを性欲処理として捉えている部分が大きいのではないかな.. と思う。「馴れ合ったの関係の中では、あまり欲情しなくなる。それでもしたいと思うことは愛情があるからで、性欲処理ではない」という意見は、男性側の言い分に多い。(全ての人に当てはまるとは限りませんが。)

刺激そのものを求め合ったり、イクことを目的とした行為よりも、互いの体温を確かめあうスローセックスが夫婦のセックスには適しているように思う。愛しさを感じあえるような行為・・・。一番大切にしなくてはいけない人だからこそ、そんな優しいセックスを実践出来れば、夫婦でセックスを楽しめるようになるのでは無いかな。私自身、残念ながら、理想のセックスを出来ていない。というか、セックスレス自体まだ解消とは程遠い状態だけども。今の私が夫婦でしたい理想的なセックスはスローセックス。挿入したままウトウトと寝てしまうような..。これじゃあまりに刺激がなさすぎかな?




Stanley

SAYA

パンを焼く事が趣味のごく普通の専業主婦。 10年間セックスレスに悩み、初めて不倫をした昨年11月から、不倫とセックスレスをテーマにしたウエブログ、『うさの婚外恋愛』を二ヶ月間書く。 別離してからは、ブログを移転してセックスレスと心的外傷、不倫についての気持ちを語ったウエブログ『セックスレス解消奮闘記』(閉鎖)、HP『saya’sroom』(閉鎖)を作成。


TAGS: セックス - 不倫 - セックスレス


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