ラブリーポップ公式マガジン

Good Vibe!

生理からオナニーまで、獣フェミニストの毎日

代打連載第5回 好き、という気持ちを大事にする。

ラブリーポップのかおるさんから、もりもり☆アイアイさんの代打をおおせつか った田中課長(女)です。

最近、ぽけっとして、無為に時間をすごすことが多いのです。何もしないならしないで、そう決めて休めばいいものを、嗚呼、私は何をやっているんだらう、思わず旧仮名遣いでため息をついてしまう。近くに、女の子がひとりでやっている喫茶店があって、前から知っていたのだけれど、散歩、買い物のついでに立ち寄るようになりました。彼女は、最近お店を模様替えして、映画『かもめ食堂』 をみたのも、そのリニューアルの理由のひとつ、というので、見てみたくなりました。舞台はなぜかフィンランド。その遠い土地で、小林聡美演じるサチエが、小さな定食屋を開く物語。ゆっくりと育っていくお店、そしてサチエをとりまく人々のつながりが、なんでもない、でも気持ちのいい日常の風景でつづられていきます。途中、「いいですね、好きなことをやっておられて」とたずねられ、彼女がつぶやきます、「いやなことはしないだけです」。うおお!すげえ!「いやなことをせず、すきなことをする」というのは、とてもエネルギーがいること。自分の思いをずっと持ち続けて、形にするのは、「ただ、信じてずっと続ける」ってことだから。でも、せっかく生きてるんだから、やっぱそう生きたいよね、とカツをいれられた感じになりました。近所のお店の彼女は、スターウォーズが大好きで、おもちゃが大好きで、カフェが大好き。そのお店は、その気持ちがめいっぱい詰まった、スターウォーズのおもちゃがフィーチャーされたカフェなのでした。『かもめ食堂』を見てからそのお店にいったら、そのことがとってもよく感じられて頼もしくなって、元気になりました。

よくよく思い返してみれば、私のまわりの女の人は、「自分の好き」を形にして いるひとは多いなあ。それは表現ってことだけじゃなくて、自分が何をしたいか 、迷いながらも、人生を生きている人たち。ラブリーポップというお店も、思い が形になったお店ですね〜。

自分の「好き」ってなんだろう。私も、それをちょっとでも形にしていきたい。とりあえず、ウチに帰って、「私のたべたいものってなんだろう」とか考えながら、ご飯を作りました。願いはかない、おいしいものを食べました。そして、夜、布団にはいって「私はどんな人と、どんなセックスがしたいかな?」と思い浮かべました。叶うといいです。まずは、妄想をおもいめぐらせることから!




Stanley

もりもり☆アイアイ

大学卒論で女性器と女性との関わりをとりあげた、通称マン卒(「<性>にどう抵抗するか:<女性性器>を出発点にして」)を提出。研究者になるつもりが、進路変更。某資格取得のため真面目に勉強中。「あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG(Feminism and Radical Onanie Group)」コアメンバー。


TAGS: 女性


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