KAORU sta ~vol.34 セックスの相性と格差(男性編)
ラブリーポップでカウンセリングを受けたE子さんから了承を得て、E子さんの体験をまじえてコラムをかかせて貰いますね。
E子さんは2人目の子供を産んでから急に性欲がなく、旦那様に申し訳なく思っていてラブリーポップに相談を申し込みました。
「なぜか全然性欲がないので、夫婦生活で困っているんです」
ラブリーポップのカウンセリングは電話セッションなので、匿名で顔も知られずに相談できるために、より具体的に状況を聞けるのですが、よくよく聞くと、【旦那さんのセックスの恐ろしい思い込み】の為に、E子さんは旦那さんのセックスを気持ち良いと感じたことが無いということが原因ではないかということになりました。それまではE子さんは自分を責めていたのです。
だって、旦那さんはE子さんの気持ち良さを追及したり、観察したり、聞いたりするよりも、アダルトビデオや男性誌からの情報で、思い込みきわまりない、間違いだらけのセックスをしているような感じ。
これじゃあ、性欲が無くなるのは当たり前。気持ち良いどころか、痛くて苦痛なセックス。旦那さん以外にセックスの上手い男性、または普通の男性と同時進行でセックスをしているのなら、旦那さんのセックスのやり方や技術に問題があると、気付くんだろうけど、友人にもセックス話しができないうえに、旦那様想いの誠実な女性なら、実は旦那さんセックスが思い込みだらけだから、苦痛なだけのセックスをしていることに気付かない。
セックスって色んな感情が涌いてくるやっかいな行為でもあるけどさ、性欲を肩こりに、セックスをマッサージに置き換えて考えてみると、凄くシンプルに理解できる。
旦那さんが肩を凝った妻のマッサージをする、でも痛くてゴリおしで思いやりのない肩もみだとしたら?じゃあ揉まないほうがマシって感じになるのは当然といえば当然よね。
で、旦那さんがセックスをしないと、悩む女性の旦那さんは、セックスがそこそこ上手いんだと思うのです。それなりに気持ちいいセックスをするので、出来れば沢山して欲しいわけだよね。
セックスの相性は相手と自分の技術格差とも関係するんですよね。
ちつ☆トレ 荻原かおる(著)
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