IKU ~vol.09 彼とのセックスではイッたことがないのが悩みのRさん

 

Rさんは24才のOL。大好きな彼氏がいて、週に1-2度、定期的なSexもしている。彼氏は28才の会社員。美人で聡明なRさんの心を射止めただけあって、それなりに恋愛経験もあって、外見も性格も良し。聞けば聞くほど品行方正な好男子の印象だ。

 オナニーではイケるRさん、彼とのSexではイッたことがないのが悩みだ。「(オナニーの時は)何かお道具を使うの?」と言う私の質問に、「ローターを持ってますが、時々しか使いません。少し時間かかりますが、殆ど指でイケます」との答え。

 17の時に初体験を済ませ、それから今日まで4人ほどの彼氏と付き合ってきたが、いずれの彼氏でもイッたことがない、と語った。今、付き合っている彼氏とは結婚も視野に入れているが、このまま(Sexでイケないまま)結婚してまっては貞淑な奥さんを続けていく自信がないので、なんとかSexでイッみたい、と言うのが、ホテルの一室で私と向かい合っている理由だ。

 事前のメールのやり取りで、彼氏との試行錯誤をオススメしたが、大切に思えば思うほど、彼氏にそんなこと言えないし、イッたフリを続けてきたことを話したら、かなり傷つけることになるだろうから、嘘を真にしてしまった方がいいとのことだった。

 それに、余分な感情を排して純粋に(?)欲求のままSexをしてみたい、と言う思いが強かった。自分をよい子に見せたい感情などから解放されたかったのだ。

 カジュアルだが、キチンとした身なりの女性だった。まるで面接でも受けているように膝小僧を並べて私の話しを聞いていた。

 こういうタイプの女性には、ソフトSM的な展開の方がいいと思ったが、突然その方向で始めてしまっては、ビックリして拒否反応を示してしまうだろうから、事前にどんなことをするのか、説明をすることにした。

 育ち、教育、習慣によって、よい子でいることを暗黙の了解とした人生だったわけだ。その呪縛から解放に導くには、むしろ拘束した方が、まな板の上の鯉同様、あらゆることを受け入れやすい心理を作り出すことができる。恋人でもない私と全裸で向き合う事自体、彼女にとって大冒険に違いないのだから、拘束によって「仕方がないんだ」と言う理由づけがあった方がスムースに進む。

 バスルームからタオルを巻いて彼女が出てきた。黒い髪はポニーテイルに纏められ毛先が若干濡れている。服は小さく畳まれて彼女の腕に収まっていた。私に背を向ける格好でベッドの上に正座させ、了承を得た後、目隠し、軽く後ろ手で縛った。

 どこを押せばエクスタシーに達するか、なんてことを書きたくはない。が、Gスポットとポルチオ【子宮腟部:しきゅうちつぶ】、それから奥にある帯状性感帯【膣の奥にある帯状になっている部分で興奮すると充血して固くなる】の3点をゆっくりと念入りに責めていた。

 あと少しなんだろうが、どうしてもイカない。まるで優等生が枠を決めてそこから出ないようにしているようだった。そこで、あえてダメ生徒であるかのように言葉責めに転じると、急に何を言っているかわからない状態になり、そのままイッてしまった。

 私は、服も脱いでいないし、このまま終わりにするのは目的からするとどうかな、と思ったが、落ち着いた彼女が言うことには、人に触ってもらってイケたのがこれが初めてだから、今日はここまででお願いします、とのことだった。

 それから二度とそのRさんに逢うことはなかったが、1年ほどして、結婚したとのメールが届いた。あれから冒険はせず大人しくしていたようだった。彼とのSexでイケるようになったのかと聞いたら、「今は、3回に1回かな」と答えが返ってきた。

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